レースウイーク二日目は、午前中に2時間のフリー走行があり、午後は各ライダー2回ずつの計時予選20分間のセッションがあり、合計6セッション行われた。さらにその後はウイーク初のナイトプラクティスが1時間設けられた。
台風の影響が心配され、朝8時には一瞬雨がパラついたが、その後は回復。気温も上がり、路面温度は最高で53度まで上昇する真夏日となった。

2時間のフリープラクティスではまず、ドミニクがセミロングを敢行。2’7秒台へタイムを入れる走りを見せ、総合3番手に付ける。その後、水野がコースインし、S字で軽い転倒はあったがライダー、マシンともに大事には至らず。このセッションは最終的に総合5番手で終えた。

予選は腕章の色で区別され、最初に青、2番目に黄、3番目が赤の順位で走行となる。赤旗が頻繁に出て中断される難しい予選となったが、ライダー三人ともトラブルもなく、無事に最後まで走りきることができた。

FP #634 2’7.990 5番手

予選1回目
ブルーライダー1回目 ドミニク・エガータ 2’7.390 4番手
イエローライダー1回目 水野 涼 2’9.406. 10番手
レッドライダー1回目 ランディ・ド・プニエ 2’7.219. 1番手

予選は三人のライダーの平均タイムで競われる。1回目のセッションが終わった時点でMuSASHi RT HARC-PRO. Hondaは2’8.005となり、5番手となった。

予選2回目
ブルーライダー2回目 ドミニク・エガータ 2’8.453. 6番手
イエローライダー2回目 水野 涼 2’9.079. 8番手
レッドライダー2回目 ランディ・ド・プニエ 2’9.070. 9番手

この結果、MuSASHi RT HARC-PRO. Hondaは平均タイム2’7.896で5番手となり、明日のトップ10トライアル進出を決めた。

ナイトフリープラクティス #634 2’9.109. 9番手

本田重樹総監督
「今日はチームのスピードが試される予選でもあるわけで、自分たちの立ち位置がどれくらいなのか重要な一日です。その中でランディが頑張り、さらにドミニクも良い走りをしてくれました。ただ我々の戦略の中で、涼にはユーズドタイヤを履いて予選を走ることにしたのですが、そのことで少し厳しい状況となってしまったのはかわいそうでした。三人のアベレージタイムで明日のトップ10トライアル出場が決まる今日の予選で5番手というのは及第点、80点くらいの出来だったと思います。願わくは涼がもう少しタイムを上げてくれると、もう一つくらいポジションを上げることができたのですが、まぁでもそこは良しとしたいと思います。明日のトップ10トライアルは天候によって計時予選になるかもしれません。それは明日になってみないと分かりませんが、置かれた状況の中で我々はベストを尽くすだけです。精一杯頑張って少しでも上に行けるよう、さらにトライを続けます。その中で、まだ車両的に確認できていない部分があるのでセッティングを進めていけば、より良い決勝になると思ってます。決勝が少しずつ近付いてきて、楽しみな気持ちが強くなってきています。引き続き応援、宜しくお願いいたします。」

堀尾勇治チーフメカニック
「先週のテスト前にやっとライダーが決まったのですが、ドミニクは事前テストでウエットしか走っていないため、このレースウイークに入り、その部分の出遅れを取り戻そうとトライしてきました。昨日、今日と僅か二日間ですが、その中でドミニクもしっかりとバイクを理解してくれ、さらには他の二人との擦り合わせも行い、良い仕事をしてくれています。そんな中で水野は少し厳しい状況となっています。立場的にユーズドタイヤしか予選では履けないポジションで、まぁそれでもそこそこのタイムを出すことはできる状況だと思うのですが、うまくそれができずにいます。卒業していった高橋 巧も、過去には先輩ライダーが8耐でチームに加わったりすると、自分のリズムを狂わせてしまったりしたことがあり、だれもが通る道ではありますが、この厳しい状況を良い経験にして成長してくれればと期待しています。」

水野 涼
「二人が頑張ってくれたおかげでトップ10トライアルに進出することはできましたが、自分がチームの足を引っ張ってしまいました。チームとして最初からトップ10ライダーの一人として考えてくれていて、そのために予選ではユーズドタイヤを使うことは分かっていたことですが、それにしてもタイムが遅すぎます。なんとか良い流れに持って行けるよう頑張ります。」

ランディ・ド・プニエ
「良い一日でしたね。アベレージも高かったし、タイムも安定していたし、良いフィーリングで走ることができました。自分としては去年のタイムを上回ることができたし、そういう意味でも今日は良かったと思います。セッション途中でカワサキとヤマハファクトリーのマシンに付いていくことになったけど、もう少しセットアップを進められれば捉えられると感じました。明日のトップ10トライアルは天気がどうなるか分からないけど、どんなコンディションになっても自信があります。とは言え、何よりも大事なのは日曜の決勝の結果ですから、そこで全力を尽くせるようさらに自分の仕事を続けます。」

ドミニク・エガータ
「今日はかなり暑かったですね。予選は1周の速さが問われるセッションですが、それでも大事なのは決勝ですから、レース用タイヤを装着してタイムアタックに臨みました。バイクをセットアップしてきたおかげで、良いリズムで走ることができました。天気が心配だけど、自分としてはやはり晴れで走りたいですね。チームが良い仕事をしてサポートしてくれて、本当に楽しく走ることができています。」