心配される台風12号が日本列島に近付く中、レースウイーク三日目、土曜日のトップ10トライアルの日となった。

午前中は4時間耐久が雨の中でスタート。しかしレース途中で雨は止み、その後はドライでの走行となった。8耐は午後2時15分から45分間のフリープラクティス後、15時30分からトップ10トライアルが行われる。どんなコンディションでのトップ10トライアルになるのか、予断を許さない状況となった。

その後サーキットから発表があり、従来の一人ずつタイムアタックするトップ10トライアル形式ではなく、10チームが同時に走行する40分間の計時予選に変更された。

結果的に雨は降らず、ドライで午後のフリープラクティス、計時予選による上位10台でのタイムアタックが行われた。

激しいタイムアタックが繰り広げられ、#634は最後のアタックをランディが敢行。期待に応え、2’6.177というチームベストを記録することに成功した。この結果、#634 MuSASHi RT HARC-PRO. Hondaは、カワサキ、ホンダ、ヤマハ3大ファクトリーに次ぐ4番手から、明日の決勝に臨むこととなった。

FP #634 2’9.691. 7番手

TOP 10 TRIAL #634 “‘6.177 4番手

本田重樹総監督
「今日は台風の影響も少なく、完全なドライで走ることができました。しかも路面温度は42度から43度という良いコンディションの中、走ることができました。計時予選だったので三人のライダーがそれぞれ走り、各自の自己ベストを更新することができました。特にランディに関しては2’6.177という3大ワークスに次ぐプライベーター最上位という位置に付けることができました。我々にとって第一段階クリア、というところです。明日に関しては自分たちの持っているパフォーマンスを余すことなく出せば、結果というのは自ずと付いてくるものだと思うので、まずはそこに集中します。もちろん表彰台の一番高いところ目指し、チーム一丸となってさらに頑張ります。」

水野 涼
「今日のフリープラクティスではタイヤの皮むきとかピット作業などの走行を担当しました。予選は2’8秒台に入れましたが、二人はもっと速いタイムで走っていて、その部分ではチームに貢献できていないので悔しいです。ランディが頑張って良いタイムを出してくれて、チームがすごく良い雰囲気になっているので、本当に感謝しています。」

ランディ・ド・プニエ
「予選を良い位置で終えることができて良かったです。結果的に2’6.117まで行きました。最後、2’6.8まで行っていたところで予定通りピットに戻り、本当はそこで終わりでしたが、フィーリングが良かったので同じタイヤを履いてタイムアタックをさせて欲しいとボスにお願いし、コースに戻してもらいました。すごく良いフィーリングで走ることができましたが自分自身、2’6.117まで出るとは思っていなかったので出たタイムにはちょっと驚きました。もちろんこれは1周のみのアタックで、レースでは連続したラップになるので、そこでのアベレージが大事になります。ただ、これだけのタイムが出せたことは、マシン、自分自身、チームの力を証明しているので、レースに向けてとても自信が持てましたし、良い戦いができると思います。予選で前にいるワークスチームは速いし手強いですが、自分たちの今のスピードがあれば十分に戦えると感じています。」

ドミニク・エガータ
「今日は特別速く走ることはできませんでしたが、同じペースで走ることが重要で、それをレースタイヤを履いた状態でしっかりとできたので、良い仕事ができたと思います。ただ、レーシングライダーというのは常に速さを求めていますから、もっと良いラップタイムを刻みたかった、という点ではちょっとガッカリです。とは言え、ランディがとても良いタイムを出してくれたおかげで良い位置から決勝はスタートすることができます。チームが、テストからレースウイークに入ってもずっと良い仕事を続けて我々を支えてくれて、本当に心強いです。頑張って表彰台にみんなで上りたいと思います。」