武蔵精密工業は「MuSASHi-RT HARC-PRO」のメインスポンサー企業です。チーム情報・レース開催情報・レース結果などを発信しています。
鈴鹿8耐

RACE REPORT

2018

鈴鹿サーキット(三重県)

  • 開催日07月26日()、 29日()
  • コース全長5.807Km

台風接近の中での大会開催

いよいよ鈴鹿8耐レースウイークがスタートした。 毎年、灼熱の中で行われるこのレース。特に今年は、平均気温を大きく上回る暑さが今年は日本列島を襲っており、激しい暑さが予想されていたが、直前になって台風12号が太平洋上に発生。週末には本州に接近、上陸の恐れがあると予報では言われている。 26日早朝には鈴鹿地方をゲリラ豪雨が襲い、多少ウエットパッチが朝まで残るコンディションとなった。結果的に今日26日は、最高気温32度とテスト時よりは4度から5度ほど低い気温となった。 今日の走行は午後13時30分から1時間、15時45分から45分間、16時45分から45分間の3セッションが予定されていたが、1本目のセッションで赤旗が2回出てしまい、その影響で2本目は15時50分から45分間、3本目は16時50分から45分間とされた。 セッション1 #634 2'10.214 10番手 セッション2 #634 2'9.551. 9番手 セッション3 #634 2'8.379. 3番手
予選
07月26日(木)
天候:晴れ路面状況:ドライ
  • 水野涼
  • ドミニク・エガーター 04
  • ランディ・ド・プニエ

トップ10トライアルは計時予選に変更された

レースウイーク二日目は、午前中に2時間のフリー走行があり、午後は各ライダー2回ずつの計時予選20分間のセッションがあり、合計6セッション行われた。さらにその後はウイーク初のナイトプラクティスが1時間設けられた。 台風の影響が心配され、朝8時には一瞬雨がパラついたが、その後は回復。気温も上がり、路面温度は最高で53度まで上昇する真夏日となった。 2時間のフリープラクティスではまず、ドミニクがセミロングを敢行。2'7秒台へタイムを入れる走りを見せ、総合3番手に付ける。その後、水野がコースインし、S字で軽い転倒はあったがライダー、マシンともに大事には至らず。このセッションは最終的に総合5番手で終えた。 予選は腕章の色で区別され、最初に青、2番目に黄、3番目が赤の順位で走行となる。赤旗が頻繁に出て中断される難しい予選となったが、ライダー三人ともトラブルもなく、無事に最後まで走りきることができた。 FP #634 2'7.990 5番手 予選1回目 ブルーライダー1回目 ドミニク・エガータ 2'7.390 4番手 イエローライダー1回目 水野 涼 2'9.406. 10番手 レッドライダー1回目 ランディ・ド・プニエ 2'7.219. 1番手 予選は三人のライダーの平均タイムで競われる。1回目のセッションが終わった時点でMuSASHi RT HARC-PRO. Hondaは2'8.005となり、5番手となった。 予選2回目 ブルーライダー2回目 ドミニク・エガータ 2'8.453. 6番手 イエローライダー2回目 水野 涼 2'9.079. 8番手 レッドライダー2回目 ランディ・ド・プニエ 2'9.070. 9番手 この結果、MuSASHi RT HARC-PRO. Hondaは平均タイム2'7.896で5番手となり、明日のトップ10トライアル進出を決めた。 ナイトフリープラクティス #634 2'9.109. 9番手 心配される台風12号が日本列島に近付く中、レースウイーク三日目、土曜日のトップ10トライアルの日となった。 午前中は4時間耐久が雨の中でスタート。しかしレース途中で雨は止み、その後はドライでの走行となった。8耐は午後2時15分から45分間のフリープラクティス後、15時30分からトップ10トライアルが行われる。どんなコンディションでのトップ10トライアルになるのか、予断を許さない状況となった。 その後サーキットから発表があり、従来の一人ずつタイムアタックするトップ10トライアル形式ではなく、10チームが同時に走行する40分間の計時予選に変更された。 結果的に雨は降らず、ドライで午後のフリープラクティス、計時予選による上位10台でのタイムアタックが行われた。 激しいタイムアタックが繰り広げられ、#634は最後のアタックをランディが敢行。期待に応え、2'6.177というチームベストを記録することに成功した。この結果、#634MuSASHi RT HARC-PRO. Hondaは、カワサキ、ホンダ、ヤマハ3大ファクトリーに次ぐ4番手から、明日の決勝に臨むこととなった。 FP #634 2'9.691. 7番手 TOP 10 TRIAL #634 "'6.177 4番手
決勝
07月29日(日)
天候:雨のち晴れのち雨路面状況:ウエット/ドライ
  • 水野涼
  • ドミニク・エガーター リタイヤ
  • ランディ・ド・プニエ

スタート直後の転倒、再スタートするもリタイヤ

心配された台風12号は29日午前1時ころに三重県伊勢市付近に上陸。台風一過の晴れが期待されたが、8時半から行われた朝のウォームアップ走行はウエットコンディションでスタートした。路面がどんどん乾き、途中でドライタイヤを装着するチームが出始め、最終的には完全なドライとなった。45分間の走行の中で、恒例となった東コースショートカットでのピットワーク作業をチームは敢行。新品のレインタイヤの皮むきと、ピット作業の最終確認を繰り返した。 WARM-UP #634 2'10.851. 6番手 ドライ路面となって終了した朝のウォームアップ走行だったが、午前11時を過ぎてまた雨が降ってきた。すぐ止んだが、台風の影響による雨で、スタートまで10分を切ったところで激しく降り出してきた。 結局、ウエット路面で11時半のスタートが切られ、上位陣はレインタイヤを装着して最初のスティントをこなす。#634のスタートライダーを務めるランディはまずまずのスタートを切り、オープニングラップを4位で通過。ところが2周目の2コーナーで転倒してしまい、ピットに戻ってくる。この転倒でランディは指を痛めてしまったことからドミニクにライダー交代し、マシンも修復。60位あたりまで順位を落としたがここからもう一度、追い上げのレースをチームはねらう。 雨は止み、路面はどんどん乾いていく。上位陣も次々とピットインし、レインタイヤからドライタイヤに交換し、コースに戻っていく。#634も12周目にピットインし、タイヤを交換。ライダー交代はせず、そのままドミニクにマシンを託してコースに戻す。16周目に2'10秒台へタイムを上げると、そのまま10秒台で連続走行。順位も上がっていく。 1時間経過時に56位だった順位は2時間後に34位、4時間後に18位まで浮上。さらに順位を上げていた午後4時20分に、スリックタイヤで水野が自身2回目のスティントを担当中、突然雨が降ってしまい、それでもプッシュしていたところデグナーで転倒。腕を痛めてしまい、リタイヤとなってしまった。 RACE #634. 123周 リタイヤ

TEAM COMMENT

本田重樹総監督
「今年の決勝は、例年にない厳しいコンディションとなり、それに翻弄される結果となりました。特に若い水野にとって厳しい戦いになったと思います。ベテランのランディがよもや転倒するとは思わなかったので、そこで我々の予定していたプログラムは崩壊してしまいました。でもそれも含めてレースなので、そういう形のレースになってもきちんと穫れるようにならないといけないと思います。来年に向けてまた基本的なところから見直しを図り、ぜひ来年は近くて遠くなってしまっている表彰台に上りたいと思います。応援、ありがとうございました。」
堀尾勇治チーフメカニック
「自分が全日本の中でライディングし、作り上げているバイクに、海外からライダーを招聘して戦う中で、潰れてしまうようなライダーはこのチームで走れないわけで、そういう環境の中で、水野には彼らの強さを吸収し、次に生かしてほしいと思います。やっと決勝中にリズムに乗ってきたところで転んでしまったわけですが、レースというものは、走り切って完走して自分たちの順位がそこで初めて付き、得られるものがあるわけです。そういう部分では残念な結果となってしまいました。武蔵精密工業さんも若いスタッフを新たに入れて若返りを図っています。我々チーム側も今後10年とか、継続的に戦っていけるスタッフも育てていき、武蔵精密工業さんの若い力と融合していけるようにならないといけないと感じています。応援していただいた皆さんには申し訳ないレースとなってしまいましたが、また来年に向けて明日から1年、頑張ります。」
水野 涼
「最初のスティントはなかなか思うように乗れず苦労したのですが、2回目のスティントは自分の中でいろいろトライしてみてタイムもそれまでより1秒くらい上がり、良いリズムで走ることができていたので、転倒は残念です。スリックタイヤで雨の中を走っていたのですが、#21のマイケル選手にパスされ、それくらいのスピードで走れるのかと追ったところ、転倒してしまいました。同じバイクに乗ってランディやドミニクは自分よりも速く走っているので、まだまだ自分のやるべきことがたくさんあると思いますし、良い勉強になりました。それを今年の全日本の後半戦に生かしていきたいと思います。」
ランディ・ド・プニエ
「フリープラクティス、予選ととても良いタイムで走れていたので、自信を持って決勝に臨んだのですが、あっという間に転倒してしまいました。それほど無理をしていたわけでもないですし、一瞬のことだったので何が起きたか自分でも理解できませんでした。指をケガしてしまい、走り続けることができなくなってしまったのはとても残念ですし、なによりもとても良いバイクとチームスタッフ、さらには良いチームメイトに恵まれ、レースで勝てる可能性を感じていただけに、それができずとても残念です。このチームで優勝をつかめるよう、また来年戻ってきたいと思います。」
ドミニク・エガータ
「とても難しいレースでした。この鈴鹿8耐の経験は何度もあるので、どんなコンディションになっても完走する自信はありましたが、二人のライダーに不運が重なり、レースを失ってしまったのは残念です。バイクはとても速かったし、チームは協力なバックアップを続けてくれて、とても充実したテスト、レースウイークとなりました。良いセットアップ、タイヤチョイス、ホンダのサポートと、とても素晴らしい仕事を皆がしてくれました。また来年も戻ってきたいですね。応援してくれたすべての人に感謝します。ありがとうございました。」
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