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全日本ロードレース選手権

RACE REPORT

Round 09

鈴鹿サーキット(三重)

  • 開催日10月31日() - 01日()
  • コース全長5,821Km

いよいよ2015シーズン締めくくりとなる最終戦!

JSB1000クラスは鈴鹿サーキットで開幕戦、さらに鈴鹿8耐テスト、決勝とかなり走り込んでいるが、それ以外のクラスに関しては今季初開催。事前テストも行われなかったため、最終戦のレースウイークは一日早く木曜日にスタートとされた。この最終戦は例年、雨にたたられることの多いレースなのだが、今回は四日間ともドライコンディションでスケジュールを消化することができた。またJSB1000クラスは2レースが行われる。MuSASHi RTハルク・プロの高橋 巧、水野 涼、MuSASHi RT Jr.栗原佳祐はチャンピオン獲得の権利を持った状態で、最終戦を戦うことになった。
予選
10月31日(土)
  • JSB1000 高橋巧
  • JSB1000 浦本修充 12
  • JSB1000 高橋巧
  • JSB1000 浦本修充 12
  • J-GP3 水野涼
  • J-GP3 栗原 佳祐

JSB1000クラスはノックアウト方式が採用された

JSB1000 木曜日の走り出しは、JSB1000の高橋が総合2番手とまずまずだったが、浦本修充は14番手とやや出遅れてしまった。 しかし金曜日になって高橋もタイムを上げることができず、2分7秒402で総合4番手、高橋にセッション中、引っ張ってもらう形で浦本は2分7秒793と7秒台へ入れたが、それでも未だ本来の走りのリズムが戻らない。 土曜日の予選はノックアウト方式が採用され、まず40分の計時予選でレース2のグリッドを決定。その上位10名が次のQ2へ進出し、1周毎に最後尾のライダーが振り落とされるという連続スーパーラップが要求されるセッションとなる。Q1は高橋が4番手、浦本も上位10位内に入りたいところだったが転倒してしまい、12番手で終了。この結果、浦本は第1レース、第2レースともに12番手からスタートとなった。高橋は第2レースを4番手からスタートとなった。さらにQ2へ進出した高橋は、ラスト2セッションまで走り続け、3番手でフィニッシュ。この結果、第1レースはフロントロー3番手からスタートとなった。 J-GP3 木曜日の走行で総合2番手に付けた水野に対し、栗原9番手と好対照の二人となった。 金曜日の走行では、水野が1回目の走行で2分18秒444をマークし、総合2番手となった。栗原も徐々にペースを上げてはいるが、2分20秒184で総合8番手と、いつもの位置からはほど遠い場所にとどまってしまっている。 翌土曜日の予選では、水野が2分18秒770で2番手、栗原2分20秒065で9番手となった。
01 race01 07 046T7923 046T7932
決勝
11月01日(日)
  • JSB1000 高橋巧
  • JSB1000 浦本修充 10
  • JSB1000 高橋巧
  • JSB1000 浦本修充
  • J-GP3 水野涼
  • J-GP3 栗原 佳祐

J-GP3クラスの水野が最終ラップで逆転して優勝! 見事シリーズチャンピオンを獲得! JSB1000クラスでは高橋が第1レースで3位表彰台に

JSB1000 最終戦は、第1レースが10周、第2レースが20周という、超スプリントと長めの距離設定な両極端な二つの決勝が予定されていた。しかし結果的に、第1レースはスタート前のウォームアップ走行中のアクシデントで、第2レースはその一つ前に行われたJ-GP2クラスの赤旗中断によるスケジュールディレイの影響で15周でスタート。さらにレース中、赤旗が出され、8周と7周という結果的にこちらも超スプリントレースが合計3回、展開されることとなった。 第1レースでは高橋が見事なスタートダッシュを見せ、トップで1コーナーに飛び込むと、そのままトップでレースをリード。2分6秒台という予選並みのスーパーラップで展開されるトップグループでラストラップまで2位を走行したが、最後に抜かれてしまい、3位フィニッシュ。この結果、高橋のタイトル獲得の可能性は消えた。また浦本は序盤に遅れ、徐々に挽回していたが転倒。リタイヤとなった。 第2レースは第1レースの反省を踏まえ、終盤に課題が出たことから、その対策を施した高橋だったがこれが裏目に出てしまい、赤旗が出された時点で5番手で中断。浦本は10位に付けていた。 残り7周で再スタートとなった最後のレースでは、序盤6位を走り、一つ順位を上げたところで高橋はゴール。浦本は2周目に転倒し、そのままリタイヤとなった。 J-GP3 決勝は水野とタイトル争いをしているポールシッター真崎一輝選手がトップを走り、これを水野、國峰啄磨選手らが追う展開となった。栗原もまずまずのスタート切ったが、トップ3台からはやや離されてしまい、3台による4位争いの中で走行を重ねていく。 水野はファイナルラップの130Rで、3番手から前を走る國峰選手をパスして2位へ。さらにシケインで真崎選手を交わし、そのままトップでチェッカー。優勝でタイトル獲得を果たした。3台による4位争いは栗原が勝負強さを見せ、この集団の前でゴール。ランキング3位の座を守った。
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TEAM COMMENT

本田重樹監督
「J-GP3クラスの水野 涼はチャンピオンを獲得。しかもその獲り方がすばらしく、賞賛に値するものでした。去年、ランキング2位に終わり、悔しい思いをしたのですが、それを今年のモチベーションに変え、見事な戦いをしました。JSB1000クラスはなかなか厳しい戦いを強いられていますが、その中でも高橋巧は頑張りました。今回の決勝でも自己ベスト近辺でのラップを続け、精一杯の努力を見せたと思います。浦本修充はこのクラス1年目ということで、先輩の巧も苦労しながら戦っているハードを使い、頑張りました。ただ、できればシングルランキングは押さえておきたいところでした。ですがそれを簡単に許してくれないのがこのクラスの難しさでもあります。本人の希望も聞きながら、ナオにとっていちばん良いと思われる方法を考え、来年もサポートしていきたいと思います。今年一年、応援いただきましてありがとうございました。特に武蔵精密工業株式会社のスタッフ、社員の皆さん、ありがとうございました。今年のMuSASHi RTハルク・プロはJ-GP3クラスのタイトルのみの獲得となりましたが、それでも多くのチーム、ライダーが目指している一つの座を、一クラスでも獲得できたのは良かったと感じています。来年はさらにパワーアップさせて戦いたいと思いますので、引き続き宜しくお願いいたします。」
堀尾勇治チーフメカニック
「JSB1000クラスは本当に厳しい戦いを強いられました。そんな中でも高橋巧は成長を見せてくれ、最終戦では自己ベスト近辺で連続ラップを見せ、一生懸命に戦ってくれました。なんとかその頑張りにプラスになればと我々も努力しましたが、良いサポートができなくて悔しく思います。浦本修充はこのクラス1年目でしたが、彼の秘める速さを垣間見せることはできましたが、シーズン通してさらなる成長ができたのではないかと感じています。そのあたりをうまく引き出せるよう、今後もサポートしていきたいと思います。J-GP3クラスの水野涼は、日本GP、前回の岡山、そして今回と、速さに加え、強さを見せることができたと感じています。決して恵まれた体制下でレースができていたとは思えませんが、不満を言うことなく、自分のできることを精一杯やり、それを見事結果に繋げたのは見事でした。さらに成長できるよう、サポートしていきたいと考えています。」
高橋 巧
「少しでも良いレースをしようと木曜日からトライを続けていたのですがなかなか思うようにマシンが仕上がりませんでした。最後まで走行時間を使ってセットアップを続けた結果、決勝日の朝のウォームアップ走行でやっとまとまり、その結果が第1レースで連続2分6秒台のラップとなりました。でも10周のレースの終盤になってマシンに少し問題が出てしまい、それを抑えようとライディングでカバーしていたのですが、腕に負担が来てしまい、最後に抑えきれなくなって抜かれ、3位で終わってしまいました。解決させたはずの問題が第2レースではさらにひどくなり、淡々と走るしかありませんでした。悔しくて言葉がありません。」
浦本修充
「ウイーク通してリズムが悪く、最後まで車体のセットアップを決められませんでした。予選で余計な転倒をし、さらに決勝でも転倒を繰り返し、まったく良いところのない最終戦でした。今年はJSB1000クラス1年目で、鈴鹿8耐を経験したりと、貴重な1年になりましたが、最後に不完全燃焼のレースをしてしまい、応援していただいた皆さんの期待に応えられず、悔しいの一言です。」
水野 涼
「予選になってやっと単独で2分18秒台ラップができるようにマシンがまとまったのですが、決勝になったらそれが難しく、後ろで様子を見ることにしました。序盤はかなり厳しかったのですが、中盤から終盤にかけては余裕ができ、相手の状況も分析して最後の勝負をうまくかけられました。1回だけというラストチャンスでのパッシングでしたが、あのパターンは朝のウォームアップで何度もシミュレーションし、パッシング練習をしてどんなマシンも抜くことができていたので、自分のイメージ通りでした。去年ランキング2位に終わり、とても悔しい思いをしたので、チャンピオンが獲れて良かったです。」
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