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全日本ロードレース選手権

RACE REPORT

Round 04

ツインリンクもてぎ(栃木県)

  • 開催日06月10日() - 11日()
  • コース全長4.801Km

さらに勝利を伸ばそうと臨んだ第4戦

全日本選手権第4戦が、6月10日・11日に栃木県ツインリンクもてぎで開催された。このレースにMuSASHi RTハルク・プロからJ-GP2クラスに水野涼、JSB1000クラスに高橋巧が参戦した。 1週間前に行われた事前テストに水野は二日間フルに参加。レースウイークに向けて順調にマシンをセットアップしていった。対して高橋は、鈴鹿8耐に向けたテストを鈴鹿サーキットで行っていたため、もてぎでのテストには一日のみ参加することができた。シーズンオフには新型マシンのテストをこのツインリンクもてぎのコースで主に行ってきたので、十分な走行データがあるはずだったが、気温を含めたコンディションが冬とは大きく異なり、好調だったシーズンオフテストと違い、仕上げに苦労する事前テストとなってしまった。
予選
06月10日(土)
天候:晴れのち雷雨路面状況:ドライ/ウエット
  • JSB1000 高橋 巧 3
  • JGP-2 水野 涼 6

梅雨のまっただ中に行われる第4戦ということで雨が心配されたが、結果的に土曜午後に一瞬だけ雷雨となり、ST600クラスの予選とMFJカップJP250クラスの決勝はドライでできなかったが、それ以外のセッションはすべてドライコンディションで行うことができた。 金曜日は高橋が1本目を高1'49.566、2本目に1'49.110でともに3番手に付けた。水野は1本目を1'53.971で5番手に付け、さらに上を狙ったが転倒。ケガはなかったもののマシン修復など少し手間取り、2本目は1'54.900で9番手となった。 予選はJ-GP2クラスが通常の計時によるものとされたが、JSB1000クラスはノックアウト方式とされ、35分間のQ1で上位10名を決め、その内のトップ3はQ3へ自動的に進出。4位から10位のライダーがQ2を走り、上位3位までに入ることでQ3に進むことができる。高橋はQ1を1'49.400で3番手に付け、Q3へ進出。Q3で3番となり、フロントロー3番手から決勝はスタートすることになった。水野は1'53.916のタイムで6番手となり、2列目グリッドを獲得した。
決勝
06月11日(日)
天候:晴れ路面状況:晴れ
  • JSB1000 高橋 巧 2
  • JGP-2 水野 涼 3

決勝朝のウォームアップ走行で高橋は1'49秒台でラップ。トップに付け、決勝への期待が高まる。水野も決勝に向けたセットアップを進めながら、1'54.937で6番手に付けた。 J-GP2クラス決勝。水野はまずまずのスタートで序盤6位を走行。思うように仕上がらなかったマシンを丁寧なライディングで走らせ、トップが1'53秒台でラップするのに対して54秒台と苦しい走りながら、それでも安定してタイムを刻んでいることから、5周目5位、6周目4位とポジションアップ。前車の転倒もあり、13周目に3位に上がると、そのままゴールし、表彰台獲得を果たした。続くJSB1000クラス決勝は、スタートでやや出遅れた高橋だったが2周目に4位まで順位を戻すと、さらに5周目には3位へアップ。前を追う体勢に入り、6周目には49秒前半にタイムアップしたが、12周目あたりからそのペース維持が難しくなって50秒台に落としてしまう。ラストラップにトップを走ってた中須賀克行選手が周回遅れと接触して転倒するというアクシデントが発生し、これによって高橋は2位に上がり、そのままチェッカーとなった。

TEAM COMMENT

本田重樹監督
J-GP2の水野涼は体調がまだ十分でない中、マシンの仕上げが今一つ完璧な状態にはならず、苦しいレースとなってしまいました。それでも表彰台を獲得したということは、チャンピオンシップポイントを考えると悪くないものでした。次戦に期待したいと思います。JSB1000の高橋巧に関しては、オートバイのセッティング自体が完璧でないところがあったのは事実でした。さらに決勝ではブレーキ関係のトラブルも出てしまい、非常に残念なレースとなってしまいました。結果は2位でしたが、我々の気持ちの中ではとても残念な2位でした。チャンピオンシップポイントを考えれば悪くないですが、やはりレースは勝たないと意味がないし、勝てるライダー、マシンというパッケージなので、次戦オートポリスではしっかりとリベンジしたいと思います。
堀尾勇治チーフメカニック
J-GP2クラスの水野涼は本人がケガに関してなにも言わないですが、あれだけのケガですから影響は少なからずあることは容易に想像できます。テストから思うように仕上げられない状況があり、物的にも十分に揃えられず、それがレースウイークでは揃うことから、それを予測した準備をしたわけですが、それが今一つねらった性能を発揮してくれず、セッティング的に厳しい状況になってしまいました。そういう厳しい状況でも決勝では表彰台獲得を果たし、良い仕事をしてくれたと思います。J-GP2クラスは序盤、そして終盤に上位陣が転倒する展開になりやすく、それは昨年、水野自身も経験しているのですが、そうした苦い経験を今日のレースではしっかりと活かし、ミスを冒さずに表彰台獲得できたのは高評価に値します。オートポリスまでには身体もさらに戻ってくるでしょうし、仕切り直したいと思います。高橋は2連勝し、周囲の期待も高まる中、結果的に苦しい戦いとなってしまいました。シーズンオフではここで多くのテストを重ねてきたのですが、コンディションの変化にうまく対応しきれず、こういう戦いになってしまいました。それでも決勝朝にライダー側の工夫でハイアベレージでラップできるようになったのですが、決勝はマイナートラブルもあり、苦しくなってしまいました。苦しい状況の中でも表彰台獲得を果たせたのは強いライダーの証です。策を練り、知恵を絞り、彼らの頑張りをもっと後押しできるようにしたいと思います。
高橋 巧
テストもウイークも、なかなか思うようにいかないレースでした。決勝中はブレーキトラブルなのか、うまくバイクを止められなくなり、レバーの変化も大きく、攻め込むような状態ではありませんでした。ここでのシーズンオフのテストが良かっただけに残念です。
水野 涼
テスト自体は順調で、ただ新品のタイヤを履くことはできなかったので、レースウイークでそれが入ればもっと良い状態になるだろうと楽しみにしていたのですが、金曜の1本目で転倒してしまい、その前から少しフィーリングが良くなかったのですが、転倒で一気に流れを悪くしてしまいました。なんとか良い方向にしようと決勝でもセッティングを振ってみたのですが、あまり変わりはなく、苦しい状態で最後まで走ることになってしまいました。本当は最後まで攻めて行きたかったのですが、無理して転んではここまで積み上げてきたことがすべてゼロになってしまうので、我慢して表彰台獲得に切り替えました。課題も見えたので、次はそこを意識して修正していきたいと思います。
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