武蔵精密工業は「MuSASHi-RT HARC-PRO」のメインスポンサー企業です。チーム情報・レース開催情報・レース結果などを発信しています。
全日本ロードレース選手権

RACE REPORT

Round 05

オートポリス(大分県)

  • 開催日06月24日() - 25日()
  • コース全長4.674Km

梅雨前線が活発化する中でレースウイーク入り

全日本選手権第5戦が、6月24日・25日に大分県オートポリスで開催された。このレースに、MuSASHi RTハルク・プロからJ-GP2クラスに水野涼、MuSASHi RT HARC-PRO. HondaからJSB1000クラスに高橋巧がそれぞれ参戦した。 1週間前に事前テストが行われ、梅雨時のタイミングながらドライコンディションで走行することができた。このテストの中で、高橋は新型マシンでこのコースを走るのは初となることから、様々なテストメニューをこなしながらタイムアップ。1'48"990で2番手に付けた。J-GP2クラスの水野も好調を維持し、連日トップタイムとなった。
予選
06月24日(土)
天候:雨路面状況:ウエット
  • JSB1000 高橋 巧 4
  • JGP-2 水野 涼 1

大荒れの予選

九州地区で梅雨前線の活動が活発化する中、レースウイーク入り。金曜日は幸いなことにドライコンディションで走行することができた。JSB1000クラスの高橋は1本目1'49.171でトップに立ち、2本目は1'48.942で2番手となった。J-GP2の水野は1本目1'52.924で2番手スタートとなったが、2本目では1'52.007のタイムでトップに立つ。 翌土曜日は朝から霧がサーキットを覆い、さらに時折激しい雨が降ってしまう最悪のコンディションとなってしまった。朝から予定されていたスケジュールが軒並みキャンセル。JSB1000クラスの予選は雨の中、なんとか計時スタイルで行うことができた。しかしそれも、結果的には5周目あたりから激しい雨が降ってきてしまい、早めにタイムを出したライダーが優位になるという、何とも難しいコンディションとなってしまった。そんな中で高橋は3周目に2'06.972をマークし、このタイムで4番手に付けることに成功した。続くJ-GP2クラスも霧が晴れてスタートしたが、すぐに濃くなってしまい、視界不良のために中止されてしまった。 翌日曜日の朝8時からまずJ-GP3クラスの予選がウエットコンディションの中で行われ、J-GP2クラスの水野はテストからの良い流れをここでも見せ、2'01.797のタイムで2番手に2秒の差を付ける速さを見せ付けた。
決勝
06月25日(日)
天候:雨路面状況:ウエット
  • JSB1000 高橋 巧 R
  • JGP-2 水野 涼 1

難しいコンディションの決勝

予選後に回復した天候だったが、午後最初のST600クラスのレースのスタートが近付くと厚い雲と霧がコース上を覆いだし、小雨がぱらつく中、スタートを切ることになった。JSB1000クラスの決勝前には雨が降り出してしまい、霧も出たことからスタートがディレイ。荒れたスタート前となった。高橋はこうした難しい状況の中、うまく飛び出し、レースをリードする。後続を引き離しに入った5周目、霧が濃くなったことから赤旗中断。レースはもう一度仕切り直しされた。3周時の順位でレースが再開され、高橋はやや後ろからトップを追う展開となったが、3周目に2位に浮上すると、レース中のファステストラップを刻みながらトップの中須賀克行選手の背後に迫り、前に出るタイミングを図る。ところが8周目に高橋のマシンにトラブルが出てしまいスローダウン。そのままリタイヤとなってしまった。J-GP2クラスの水野は終始トップを快走。2位を走る関口太郎選手に一度は前に出られてしまうがすぐにトップを座を奪い返し、そのままゴール。今季4勝目を挙げた。

TEAM COMMENT

本田重樹監督
J-GP2の水野涼は、金曜日のART走行からトップレベルの走りを維持し、予選でも2番手を2秒以上離す快走を見せました。決勝でもその勢いを維持し、必要に食い下がる2番手を上手くコントロールして優勝。チャンピオンシップポイントでも圧倒的優位に立ちました。JSB1000クラスの高橋巧は悪天候に翻弄されたレースでしたが、常に速さを見せ、勝ちが見え始めた時に悔しいマシントラブルでリタイヤを余儀なくされました。巧にとって長い事出来なかったライバル選手とのバトルが残念な形で終了してしまい、我々も言葉を失いました。しかし、我々は7月の8耐本番に向け気を取り直し、全力で戦い続けます。巧も過ぎた事は忘れ、前向きに考えてくれているのでリベンジは8耐で、という事になります。
堀尾勇治チーフメカニック
J-GP2の水野は関口太郎選手の粘り強い走りによって、本田メカニックが後続を引き離すプログラムを組んでいたのですが、それができなかったのが今後の課題と言えます。とは言え、強いパッケージングになると、そうしたプログラムを組むことができるわけで、ノリに乗っている感じですね。この流れを崩さず、このあとは鈴鹿8耐に向けてテストになりますからそこで良い経験を積み、例えば今年の日本GPで声がかかったとき、良い状態でMoto2マシンに乗れるようになると良いと思います。JSB1000の高橋はちょっともったいないレースになってしまい、本当に申し訳なく思います。ウイーク通してマシンがすごく決まっていたかというと決してそんなことはなかったのですが、ただ、こういう荒れた展開になり、16・5インチのときのタイムから比べるとまだまだ及ばないのですが、それでも勝負する土俵には上がれていたと思います。雨の中、一発目に履いたタイヤがコンディションに合わず、苦しむ中でブリヂストン勢の中ではトップに付けることもできていたし、そのあたりのアジャストができれば、朝のウォームアップ走行でもトップタイムをマークできていたし、レースも最初のスタートではトップを快走。仕切り直しでは追い上げの形になったけど、ファステストをマークしながら追い上げて、様子を見るところにまでは持ち込めていました。テストがすぐ始まりますが、原因をしっかり究明し、今後はこうしたことが起きないようにして、しっかりと8耐で勝利していきたいと思います。今日は本当に巧を勝たせてやりたかったです。8耐ではそれができるよう頑張ります。
高橋 巧
残念の一言です。難しいコンディションではあったけど、まだ余裕はありましたし、中須賀さんの後ろに追い付いて、少し様子を見てから勝負しようと思っていたその矢先だったので、悔しくて仕方ありません。テスト、ウイークと決して状態として良かったわけではないですが、回りと比較すると、それほど悪い状態ではなかったと思います。ペース的にもまだ余裕があったし、全力を出し切る前に終わってしまったので、本当に悔しいです。
水野 涼
テストから調子が良くてロングランもできていましたし、今までの全日本の中でいちばん自信を持って決勝に臨むことができました。決勝は難しいコンディションになってしまい、関口さんの方がマシンの状態的には良さそうでしたが、コーナーのアプローチには絶対的自信を持っていたのでそこで勝負をして最後は押さえました。良い流れになっているので、このままの勢いでいきたいですね。
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