武蔵精密工業は「MuSASHi-RT HARC-PRO」のメインスポンサー企業です。チーム情報・レース開催情報・レース結果などを発信しています。
全日本ロードレース選手権

RACE REPORT

Round 06

ツインリンクもてぎ(栃木)

  • 開催日08月19日() - 20日()
  • コース全長4.801Km

連続降雨日が続く8月の天候不順下で行われた第6戦

全日本第6戦ツインリンクもてぎ2&4大会が、8月18日から20日まで栃木県ツインリンクもてぎで開催された。開催クラスはJSB1000クラスのみ。このレースにMuSASHi RT HARC-PRO. Hondaから高橋巧が参戦した。 例年であればこの第6戦は8月中旬という真夏日に行われるため、灼熱の中での戦いとなる。ところが今年は8月になって日本列島は連日雨に見舞われ、連続降雨記録を更新するコンディションが続いている。今回のレースウイークも直前まで雨予報が出されていた。
予選
08月19日(土)
天候:曇り路面状況:ドライ
  • JSB1000 高橋 巧 6

苦戦を強いられ、予選6位

金曜朝は曇りながら雨は降らず、午前中の走行はドライコンディションの中で行うことができた。鈴鹿8耐で自己ベストの走りを見せた高橋巧はその勢いを維持したままもてぎ入りしたが、マシン面は前半戦で抱えた課題をそのまま引きずってしまうことになった。そのためにチームはマシンのセットアップに全力を注ぎ、レースへの準備をしていく作戦を採った。とは言え、午前中の走行時間はわずか45分。高橋は18周し、1'50.623で4番手となった。1回目の走行後に雨がやや強めに降り出してしまい、路面は一気にウエットに。その後止み、午後1時5分からの2回目のセッションは、ウエットでスタートし、路面が乾いていく中でスケジュールが進んでいく形となった。こうした状況になるとマシンのセットアップよりはライダー側の技術がタイムに反映させるため、高橋は2番手に付け、好調さを証明して見せた。 翌土曜日は予選。心配された雨も降らず、予選スタート前には少し青空も見えるコンディションに回復してきた。気温26度、路面温度32度とまずまずの気候でQ1がスタートした。今回の予選はノックアウト方式が採られ、最初に30分間のQ1でトップ6に入ればそのままQ3へストレートイン。7位から26位までのライダーがQ2へ進出し、その20分間の中で上位4位までのライダーがQ3へ進むことができる。高橋はQ1で4番手となり、そのままQ3進出。しかしまだドライでのセットアップが仕上がっていない状態のため、タイムを出すよりはさらに決勝を見据えてマシンのセッティングを出していく状況のため、なかなか全力アタックができない。結局、1'49.984と、今年6月の全日本の予選で自らがマークした1'49.109も超えられない厳しいタイムで終わることとなり、決勝は2列目6番グリッドからスタートすることになった。
決勝
08月20日(日)
天候:曇り路面状況:ドライ
  • JSB1000 高橋 巧 3

苦しい中、3位表彰台獲得

チームは予選終了後、遅くまでミーティングを重ね、流れを変えるべく、決勝朝のウォームアップ走行で大きくセットアップを振って方向性を確認することを決断。翌日の朝に向けて準備を進めていった。 日曜朝8時20分から20分間のフリー走行がスタート。高橋はマシンのチェックをしながらラップを重ねていく。1'55.695からスタートし、6周目に1'50.151、8周目1'49.856、ラストラップには1'49.797と前日ほど気温上がっていないコンディションの中で予選並みのタイムをマーク。これがトップタイムとなり、決勝への期待が高まる中でこのセッションの走行を終えることができた。 期待された決勝は23周のロングディスタンス。6番手からペースさえ上げられれば、十分に優勝もねらえる周回数と言える。 いよいよスタート。高橋はまずまずの飛び出しを見せ、オープニングラップを6位でクリア。トップグループが2周目に1'49秒台へ入れるのに対し、前を塞がれていることもあるが、高橋のペースは1'50秒台。それでも4周目に5位、6周目には3位までポジションを上げるが、なかなかタイムは上がらず、18周目に4位に落ちるが、トップ走行のマシンの転倒もあり、3位でチェッカーとなった。これで高橋は20ポイント獲得し、トップまで5点差の112点でランキング2位となった。

TEAM COMMENT

本田重樹監督
「前日の予選からリヤタイヤのグリップ不足に悩まされましたが決勝朝のフリー走行で少し改善がみられ、決勝スタート前に更にセッティングを進めました。ですが根本的な改善には至らず、巧には苦戦を強いてしまいました。この後に続く全日本後半戦は路面温度の低いコースでの戦いが予想されるので、今回のデータを解析し、次回オートポリスではリベンジしたいと思います。悪い状況下での3位表彰台はチャンピオンシップポイントの部分では今後につながる結果だと考えています。後半戦に巻返しを図ります。」
堀尾勇治チーフメカニック
「これまでの高橋自身の走りを大きく上回る見事なライディングを鈴鹿8耐で見せてくれているので、なんとか全日本ではその走りを見せられるようなマシンを用意したかったのである程度できる準備をしてレースウイーク入りしましたが、結果的には全日本の前半戦で引きずっていた問題を解決できない状態で、予選までタイムアタックに専念できるような状況ではありませんでした。予選後にミーティグを行い、決勝朝のウォームアップ走行でなんとか問題解決できるよう技術的対策を行い、それがいい状況に進みました。さらにライダーから前後のバランスに関して要求があったので対策したのですが、それが決勝になってさらに上がった路面温度に対してあまり良い結果を生まず、予選中に抱えていた問題が再現することになってしまいました。シーズンオフの寒い時期に1'48秒台で走っていたわけですが、コンディションの変化に対してピンポイントになっているということは、まだまだ仕上がり的に十分ではないということだと思います。なんとか巧のリズムでレースが戦えるよう、データを解析して問題解決を図りたいと思います。」
高橋 巧
「レースウイークを通してなかなかマシンが思うような仕上がりにならず、やっと決勝朝のフリー走行で良い雰囲気になってきたのですが、欲を出しすぎたのか決勝では予選までの流れに戻ってしまい、とても攻めるレベルにまで至りませんでした。レース途中でやっとその状態に慣れてきて1'49秒台に入れることはできましたが、ライバルに対して何もできませんでした。」
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