武蔵精密工業は「MuSASHi-RT HARC-PRO」のメインスポンサー企業です。チーム情報・レース開催情報・レース結果などを発信しています。
全日本ロードレース選手権

RACE REPORT

Round 06

ツインリンクもてぎ(栃木)

  • 開催日08月18日() - 19日()
  • コース全長4.801Km

代役ライダーとして名越哲平を起用

8月18日・19日に栃木県ツインリンクもてぎで、全日本第6戦ツインリンクもてぎ2&4大会が開催された。四輪と併催となる2&4スタイルは今季これで3回目となる。この大会で唯一開催される二輪のJSB1000クラスに、MuSASHi RT HARC-PRO. Hondaのレギュラーレイダー水野 涼でエントリー。しかし今回は鈴鹿8耐から3週間のインターバルを挟んでのレース。鈴鹿8耐で負傷した水野にとって、ケガを一刻も早く治し万全の体調で臨みたいところだったが完治まではほど遠い状態で、チームは金曜日のART走行1本目をまずは走らせ、その後の状況を判断することにした。そのためにチームはJ-GP2ライダーであり、鈴鹿8耐に他チームから参戦して完走を果たしている名越哲平を代役ライダーとして呼び、準備した。 今回は事前テストがなかったことから、できるだけ安定したコンディションで走りたいところ。実際にこのレースウイークは金曜日から晴天が続き、しかも8月中旬の真夏の時期でありながら、25度から30度と酷暑にはならず、過ごしやすいコンディションの中での走行となった。しかし四輪との併催では常に付いて回る、フォーミュラカー特有のタイヤラバーの路面表面への張り付きは二輪に大きく影響を及ぼし、セッションごとに路面からのフィーリングが変わることにライダーは戸惑いながら走行することとなった。 金曜日のART合同走行1本目は8時半から45分間のセッションとされた。気温25度で風はやや強めの中で走行を開始し、水野はタイムを1'53.396まで詰めたラスト15分の時点で赤旗中断。ピットに戻った水野とチームはミーティングをし、ケガの回復など状況的に難しいと判断。以降は名越が走行することとなった。残り3分で再開され、名越はコースイン。しかし1周しか走行できず、初めて乗るチームのCBR1000RR SP2の本格的ライディングは2回目のセッションからとなった。 12時15分から当初は45分間のセッションとされていたが、午前中にラスト15分はほとんど走行できなかったことからここに追加。合計1時間のセッションとされた。金曜日は29.4度、路面温度は55度まで上がる中、名越はマシンに乗り込み、29ラップしてベストは1'52.499まで詰めた。全体では16番手であり、初ライドとしてはまずまずのタイムと言えた。
予選
08月18日(土)
天候:晴れ路面状況:ドライ
  • JSB1000 名越哲平 18

予選18番手獲得

翌土曜は予選日。ノックアウト方式が採用され、最初の45分間を全ライダーが走り、上位10名が20分間のQ2セッションに進める。気温は30度、路面温度は54度と、前日の2回目のセッションとほぼ同じコンディション。開始早々に赤旗中断となったが、名越はペースを崩さず、9周目に1'52秒台へ入れると、そのままのペースで連続ラップ。14周目にベストの1'52.379を出し、トータル16周してこのセッションを終えた。この結果、名越は18番手、6列目から決勝をスタートすることとなった。
決勝
08月19日(日)
天候:晴れ路面状況:ドライ
  • JSB1000 名越哲平 15

決勝は15位でフィニッシュ

決勝日も快晴だが、朝のフリー走行は午前9時20分から20分間ということで、気温は27度とそれほど上がらない状況の中で行われた。このフリー走行を名越は1'52.871のタイムを出し、20番手となった。 JSB1000のフリー走行後にスーパーフォーミュラのフリー走行が30分間行われることから、決勝への影響が懸念された。レースは12時15分に23周で行われる。気温は28度とそれほど上がらず、そのために路面温度も44度比較的低め。 こうしたコンディションの中で、23周の決勝がスタートされた。 名越はスタートでうまく飛び出し、1周目に14位まで順位を上げ、2周目にはこのウイークでの自己ベストとなる1'52.020をマークし、さらに先輩ライダーたちの走りを見ながらラップ。思ったほど上がらない気温と四輪タイヤの影響から、各ライダーが苦労する中、名越は安定して周回し、15位でチェッカーとなった。

TEAM COMMENT

本田重樹総監督
「鈴鹿8耐で転倒し、負傷した水野 涼はこのインターバルで左腕を手術。少し時間をおいて今回のレースウイークとなりました。乗れるのではないかと考え、金曜日のART走行1本目を走ったのですが、やはりレーススピードで走ろうとすると腕に力が入らず、転倒のリスクが高いという本人のコメントがあり、水野涼の参戦はキャンセルし、普段J-GP2を戦っている名越哲平を起用しました。名越は鈴鹿8耐に昨年、今年と参戦しているので1000ccマシンに乗れてはいますが、MotoGPライダーでも難しいとされるこのツインリンクもてぎのコースをなかなか攻略しきれず、予選、決勝と精一杯戦いましたが15位という結果に終わりました。15位というのは我々チームが目指しているところから比べると物足りないですが、今後のことを考えたとき、名越の経験にもなりましたし、チームの来年に対するポジションというものに対しても、大事なポイントを稼ぐことができたというのは一つの収穫でした。水野の今後ですが、次戦オートポリスの事前テストに参加できるかどうか未だ見えませんが、本人はさらにリハビリを進め、チームとしてはどんな状況にも対応できるようしっかり準備をし、できる限りのことをしていきたいと思います。今回もたくさんの応援をいただき、ありがとうございました。」
名越哲平
「チームから代役で走ってもらうかもしれないから準備しておいてと言われましたが、涼はケガしていても走れるタイプなのできっとレースに出るだろうと思いながらも、どんな状況になっても対応できるよう準備しておきました。ただ、このコースでJSBマシンに乗ったことがないので、タイムを出しに行こうとするとどうしても600cc的な走りになってしまい、そこは金曜、土曜と苦労しました。決勝では先輩ライダーの後ろを走るチャンスが何度かあり、走り方だったりタイヤの使い方だったり、とても勉強になりました。そんな中でも体力的には最後までもったので、そこは普段のトレーニングの成果だと自信が持てました。この経験を全日本の後半戦ではぜひ生かしていきたいと思います。このチャンスをいただいたチーム、スポンサーの武蔵精密工業、送り出してくださった昭和電機の皆さんに感謝したいと思います。ありがとうございます。」
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