武蔵精密工業は「MuSASHi-RT HARC-PRO」のメインスポンサー企業です。チーム情報・レース開催情報・レース結果などを発信しています。
全日本ロードレース選手権

RACE REPORT

Round 07

オートポリス(大分県)

  • 開催日10月05日() - 06日()
  • コース全長4.674Km

10月5日、6日に大分県オートポリスで、全日本第7戦SUPERBIKE in KYUSHUが開催された。このレースへ、JSB1000クラスに水野涼(MuSASHi RT HARC-PRO. Honda)、J-GP2クラスに名越哲平(MuSASHi RT HARC-PRO. Honda)が参戦した。
予選
10月05日(土)
天候:晴れ路面状況:ドライ
  • JSB1000 水野 涼 4/3
  • J-GP2 名越哲平 1

ART合同テストで水野、名越ともトップタイムをマーク!

1週間前にオートポリスで事前テストが行われ、チームはこれに参加。レースに向けてセットアップを進めていった。JSB1000の水野は走り出しから好調さを維持し、初日2番手となった。またJ-GP2クラスの名越は初日トップとなり、二日目は総合2番手で終了した。 阿蘇山脈の中に位置するオートポリスは急変しやすい山の天気となり、コンディション不良になることが多い。今年は例年より1ヶ月遅い時期の開催となり、台風などの影響は少ないかに見えたが、直前に台風が発生。その影響から、レースウイーク初日となる金曜のART合同テスト1本目はウエット路面からのスタートした。しかしその後はコンディションも安定し、ドライ路面で走行することができた。 この日のART合同テストでは水野がトップタイムをマークし、ここまでの好調さを改めてアピールすることができた。J-GP2クラスの名越も好調で、チームで両クラスのトップに付けた。 翌土曜日もドライコンディションとなり、各クラスの予選が午前中に行われた。今回のJSB1000クラスは2レースが行われ、この土曜日には予選、そして午後に第1レースというスケジュールが組まれた。9時25分から40分間行われる予定だったJSB1000クラスの予選だったが、終盤に赤旗が提示され、結果的に時間の延長がなかったことから、30分強のセッションとなった。水野は前日からの流れに乗って順調にタイムアップ。ベストタイムで4番手、セカンドタイムで3番手となった。このため、第1レースは2列目4番手から、第2レースはフロントロウ3番手から、それぞれスタートすることとなった。J-GP2クラスでは、名越がポールポジションを獲得した。
決勝
10月06日(日)
天候:晴れ路面状況:ドライ
  • JSB1000 水野 涼 4/4
  • J-GP2 名越哲平 1

名越、両ヒートともトップチェッカー!

午後のJSB1000クラス第1レースで水野はまずまずの飛び出しを見せ、第1コーナーに3番手で飛び込んでいく。直後に水野は高橋 巧選手にパスされるが、3コーナーの入り口で抜き返し、3位に戻る。トップ2台の背後に付け、前に出るチャンスをうかがう水野だったが13周目の第2ヘアピンでまたしても高橋選手に抜かれ、4位に。その後は単独の4位走行となり、そのままチェッカーとなった。 日曜日は早朝から小雨が降り出してしまい、コースは雲の中に入ってしまった。それでも時間の経過とともに雲は流れ、朝8時からのフリー走行はウエット路面ながらオンタイムでスタートすることができた。その後、再び雨が降ることはなく、全クラスドライコンディションで決勝を走ることができた。 J-GP2クラスの決勝は、名越と、SDG Mistresa RT HARC-PRO.所属のチームメイトである榎戸 育寛選手の二人によるトップ争いに絞られた7周目に後続で転倒者が出てコース上に残ってしまったことから赤旗中断。残り6周の2ヒート制とされた。2ヒート目は名越、榎戸選手の二人に作本 輝介選手も加わり3台での激しいトップ争いが展開され、ラストラップの1コーナーで榎戸選手が前車2台をパスしてトップに。しかし第2ヘアピンで3位を走る作本選手が激しい突っ込みを見せ、これに先頭を走る榎戸が押し出される形となってラインを外し、その横を名越が前に。結局、名越、榎戸、作本選手の順でゴールした。 JSB1000クラスの第2レースは水野がホールショットを奪うとそのままレースをリード。水野がレースをコントロールするが、14周目の第1ヘアピンでパスされる。しかし15周目の1コーナーでもう一度トップを奪い返し、積極的に仕掛ける水野。だが、終盤にラストスパートをかけるヤマハの中須賀 克行選手、野佐根 航汰選手のペースに残念ながら付いていくことはできず、ラストラップには高橋選手にもパスされ、2レース連続での4位となった。

TEAM COMMENT

本田 重樹 監督
JSB1000クラスの水野は、事前テストからヤマハの2台とは少し差があるな、というのは感じていていました。チームとしてもその差をなんとか受けようとトライして、タイヤのマネージメントの部分などいろいろアプローチしましたが、結果的にはその差を埋めることができませんでした。我々としてはスタートで前に出てレースをコントロールし、自分たちでペースを作る展開に持ち込みたいと考えていてそれがレース2ではできたのですが中盤、終盤とレースが進むにつれて足りない部分が出てきて、結果的には4位というリザルトになりました。精一杯戦い、その中で課題も明確になったので、そういう意味でも今後に繋がるレースになったと思います。次回、また頑張ります。J-GP2の名越は、途中で赤旗が出で少し状況が変わったりしたのですがそこで頑張り、最終的にチームで1−2フィニッシュとなりました。これは成長の証だし、チームとしても望んでいたものになり、すごく嬉しかったです。最終戦はチャンピオンのかかったレースになりますが、正々堂々と勝負してほしいと思います。我々も全力でバックアップします。
堀尾 勇治 チーフメカニック
JSBの水野はテストの時にトップタイムを出したりして、常に3番以内にいる状態にいました。8耐以降、常に表彰台圏内で、ヤマハの2台に高橋 巧を含めた4台の争いで、今回も同じ状況となりました。でも、あれだけのハイパワーで重いマシンになると、すべてがうまく噛み合わないと水野の若さだったり伸び代だったりがあってしても、なかなかみんなが望んでいる優勝の二文字には届きません。今回も詰め切れないところもあり、もう一歩なんですが、その一歩が簡単なものではない。今、やっぱり2ステップくらい上がったところから、もう一歩上がるためのもがきに入っている感じです。今回問題だったテーマを、みんなで知恵を絞り、最終戦で勝負できるように準備していきたいと思います。J-GP2クラスはサバイバルレースというか、予選までの組み立てで名越の仕上がりがそこそこ良く、コースレコードブレークは果たせなかったけど、タイムが上がり、あそこで勝ちきったのは評価したいと思います。
水野 涼
レース1、レース2ともに少しトラブルが出てしまい、思うようなレースができませんでした。トップグループのペース的には問題なかったのですが、苦しい展開になってしまいました。レース2では自分のイメージ通り、スタートで前に出てレースを引っ張る展開に持ち込めたのですが、中盤、終盤と苦しい状況になってしまいました。自分の調子自体は良いので、チームとしっかりとマシンを作り込み、最終戦はぜひ優勝したいと思います。
名越 哲平
事前テストからレースウイークに入っても流れが良く、セッティングも詰められてきていて良いレースとなりました。予選はポールも取れましたし、自分のセクターベストを足していくと、51秒5までいっていたたみたいで、コースレコードまであと一歩でした。ヒート1に関しては、トップ2台で離すこともできていたし、レース2に関してはフィーリングが少し変わってしまい、ペースを上げられなかったのですが、トップグループの中ではいちばん冷静に走れていたんじゃないかな、っていうくらいの走りができていました。周りから見ている方からすると棚ぼた優勝、って思うかもしれないけど、冷静に走れていたし、それが最後のああいう展開に繋がったと思いますミスなくクリーンに最後まで走り切れたし、フィーリングが変わったことへもすぐアジャストできたし、ペースも戻せたし、良かったです。最終戦もチャンピオンより勝ちをねらって攻めたいと思います。
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