武蔵精密工業は「MuSASHi-RT HARC-PRO」のメインスポンサー企業です。チーム情報・レース開催情報・レース結果などを発信しています。
全日本ロードレース選手権

RACE REPORT

Round 08

岡山国際サーキット(岡山県)

  • 開催日09月30日() - 01日()
  • コース全長3.703Km

水野、チャンピオンに王手で臨む第8戦

全日本選手権第8戦が9月30日・10月1日に、岡山県岡山国際サーキットで開催された、このレースにMuSASHi RT HAR-PRO. Hondaから高橋 巧が、J-GP2クラスにはMuSASHi RT ハルク・プロの水野 涼が参戦した。 1年に1回の開催となるこの岡山国際サーキットは路面のミューが低めで、さらには短めの直線と90度以上の奥が深く入り込んだコーナーが組み合わされるため、非常にテクニカルなコースとなっている。またこのシーズンオフにコースが全面改修されたこともあり、新たなアプローチが必要となる。1週間前に事前テストが行われたが、高橋は全日本のインターバルにワールドスーパーバイクに参戦したことから、一日遅れでチームと合流し、二日間のテストを敢行。水野は今回のレースで勝利すれば、最終戦を待たずにタイトル獲得となる。順調にテストをこなし、レースウイーク入りに備えた。
予選
09月30日(土)
天候:晴れ路面状況:ドライ
  • JSB1000 高橋 巧 7
  • JGP-2 水野 涼 1

水野、PP獲得

ヨーロッパから戻ってすぐに事前テストを行ったJSB1000の高橋は、時差によるギャップもあり今ひとつ本来のリズムに乗れない状態でテストを終えていた。レースウイーク初日1本目の走行は1'29.189と事前テスト並のペースで走り出しすることができ、全体で2番手に付けた。さらにタイムアップを図りたかったが、2本目はセットアップに力を注いだこともあり、5番手。全体で4番手となった。 J-GP2クラスの水野は1本目こそ2番手に甘んじたが、2本目はタイムを上げてトップに立ち、初日の走行を終えた。 翌日のJSB1000クラスの予選はノックダウン方式が採用され、高橋はQ1で1'29.26で8番手に付けてQ2へ進出。Q2では1'28.948とウイーク初の28秒台へタイムを入れて7番手となった。 水野は1'30.750のコースレコードでポールポジションを獲得。決勝への期待が高まる。
決勝
10月01日(日)
天候:曇り路面状況:ドライ
  • JSB1000 高橋 巧 6
  • JGP-2 水野 涼 1

水野、優勝でチャンピオンを決める

決勝朝のウォームアップ走行でもトップタイムをマークした水野は、決勝でもその勢いで序盤からレースをリード。一時は後続に1秒の差を付ける独走態勢となったが、中盤からペースが今ひとつ上がらず、差を詰められていく苦しい展開となっていく。一時はトップの座を奪われてしまうが、そのライダーは転倒してしまい、最終的には2位に約1秒の差をつけて勝利。見事タイトル獲得を果たした。 JSB1000クラスの高橋は決勝朝のウォームアップで4番手に付け、決勝での巻き返しが期待されたが、トップが1'28秒台から29秒台前半でラップするのに対し、1'29秒前半から中盤でラップ。そのために順位も上げることができず。6位でチェッカーとなった。

TEAM COMMENT

本田重樹監督
「JSB1000クラスの高橋 巧は、思うに任せないマシンに手こずり、現状で出来うる精一杯の戦いをし、チャンピオンシップポイントでも最小限の差を維持すべく頑張ったと思います。残すのは最終戦の2レースのみ。ここで逆転チャンピオンを目指します。J-GP2クラスの水野 涼は、勝ってチャンピオンを決めると語っていましたが、それを有言実行。コースレコードでポールポジション、レースも終始リードし、完璧な形でチャンピオンを決めました。この勢いでもてぎのグランプリで暴れて欲しいものです。」
堀尾勇二チーフメカニック
「JSB1000クラスの高橋巧は事前テスト、レースウイークを通じてずっと苦しい戦いを強いられることになってしまいました。マシンが上手くセットアップできず、曲がらない、走らないという苦しいコメントが続いてしまったのですが、これまでの巧のこのコースでのタイムを振り返ってみると、彼自身のベストタイムは去年のQ2でマークした1'28.779。そのときに優勝した中須賀克之選手の予選のタイムが1'28.372で、決勝のベストが1'28.594。今回の中須賀選手のベストがQ2の1'27.602で、決勝中のベストが1'28.153。巧の今回のレースベストが1'29.067ですから、巧個人にフォーカスしてみれば、決して悪くはなかったけど、ライバルがそれ以上に速かった、ということに尽きます。ここから最終戦まで約1ヶ月時間があるので得意の鈴鹿ですし、逆転してタイトル獲得が果たせるよう後押ししたいと思います。J-GP2クラスの水野 涼は見事な戦いぶりでした。目標設定をしっかりしているので、鈴鹿8耐でJSBマシンに、日本GPに向けてKALEXでテストと、このインターバルにいろんなマシンに乗ったわけですが、そこで戸惑うことなく、その経験をJ-GP2でも生かすことができ、見事な戦いをしてくれました。決勝は少し条件が変わったのか、苦しい展開になりましたが、それでも自分を見失うことなく走り切り、チャンピオン獲得は見事でした。」
高橋 巧
「路面改修され、しかも新型マシンでのテスト走行がワールドスーパーバイクから戻ってきてすぐという体調的に万全ではない状況で行わなければならず、それが結果的にレースウイークでライバルに後れを取ることになってしまいました。なんとかマシンを良い方向にまとめようとチームと力を合わせてセットアップしていったのですが、最後まで上手くまとめきれませんでした。最終戦は、このマシンを作ってきた鈴鹿なので、今回のような苦しい展開にはならないはずです。チャンピオンを獲りに行きます。」
水野 涼
「テストから調子が良く、レースウイークも金曜日の1本目だけ2番手でしたが、それ以降はずっとトップに付けることができていたので、自信を持って決勝に臨むことができました。でも決勝は少しコンディションが変わってしまったのか、このレースウイークでいちばん厳しい状態になってしまい、そのために後続の追い上げを許してしまいました。終盤に抜かれて少し離れてしまったのですが、まだ余力はあったので、もう一度抜き返そうと思っていました。でも、抜く前に転倒して自分が自動的にトップになったので、自力でトップに立ったわけではないのでそこは悔しいです。日本GPはJ-GP2チャンピオンとして臨むことになるので、全日本代表として恥ずかしくない戦いをしたいと思います。」
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