6月25日・26日に三重県鈴鹿サーキットで、鈴鹿8耐に向けてのメーカー合同テストが行われました。このテストにMuSASHi RT HARC-PRO. Hondaも参加。水野 涼、名越哲平の二人のライダーを走らせました。

本田重樹監督
「今回やっと、我々が強く待ち望んでいた新型車両が手に入りました。ですので今回は、シェイクダウンテストを行いました。全日本選手権の中で高橋 巧が作り上げているバイクなので、我々が使ってもほぼ違和感なく、テストに臨むことができました。水野もその車両に対してまったく違和感なく乗ることができて、パフォーマンスが上がっている分タイムも良く、そして燃費に関しても8耐に向けて最低限必要な課題をクリアできたので、とても有意義なテストになりました。二日間のテストで今回作り出したこのベースセットを基に、次の7月9日からの三日間のテストに向けてさらに細部の調整を行います。今回の二日間のテストで、8耐本番でより良い結果が残りそうな確かな手応えを感じています。今年の8耐が非常に楽しみになりました。」

堀尾勇治チーフメカニック
「水野 涼以外の二人のライダーを迎え入れるにあたっての新型車両のシェイクダウンを無事に終えることができました。この二日間でおおよそのベース出しというのができ、水野も完全ではないながらロングランまで行うことができましたし、そういうトライをしていこうというベースができました。コンディションがもっと暑くなった状況への対応幅とか、他の二人がマシンのベースセットに対して許容できるくらいの尖っていないベースができたと思います。他の二人が合流する予定である次の三日間のテストがすごく楽しみです。マシン的にはいろんな部分が違っていたのですが、新型車の良い部分ということに対して水野の理解度が早く、その性能をうまく引き出すためのタイヤチョイスや車体のセットアップもかなり進みました。それは数字が表しており、近年の8耐テストで2分6秒台を水野が出したのは初めてだし、耐久仕様ということを考えると、二日間のテストでベストが2分6秒5、スプリントで2分5秒7なので、かなり近いところにあるのは、良いレベルに進んでいる証だと思います。」

水野 涼
「やっと新型車両に乗ることができて、昨日、今日とシェイクダウンしたわけですが、しっかりと時間を使ってベースセットを作ることができました。タイムを見ても、HRCはちょっと抜けていますが、同じ状況の中だと良いレベルまでいけたと思います。この耐久車で2分6秒真ん中から頭くらいまで見えましたし、バイクのポテンシャルが高いというのは感じることができました。言い訳のできないバイクが来たので、それはすごく楽しみです。これまでのバイクと比べると自由度がすごく増えたというか、バイクの自由度がすごくあるので扱いやすいですね。バイクが変わることで要求される乗り方も変わってきて、それに合わせるのに時間が足りない感じではありますが、少しこちら寄りになった感じはしますし、とは言ってもそう簡単にライディングも変えられないので、早くマシンの性能を発揮できる乗り方に次のテストの時間を使ってトライしていきたいと思います。」

名越哲平
「先週末は筑波で600ccのマシンでレースをしていたので、昨日はスピードレンジ、パワーの違いに戸惑いました。でも走るたびに少しずつ良くなっていって、今日は水野選手の後ろに付いたり、後ろで走りを見てくれたりしてそのアドバイスを受け、さらにコースサイドで見ている本田監督からもアドバイスをいただき、それを基に自分なりにトライして、少し1000ccバイクの走らせ方が理解できてきました。頑張っている部分が違う、ということも分かったので、それを踏まえて、本田社長が新品のタイヤを用意してくれ、それでタイムアタックもすることができ、なんとか2分7秒台にタイムを入れることができました。本当に良い経験になりました。各メーカーのトップチームしか参加できないテストの中で自分を走らせていただけるのは、すごく嬉しいですし、その中でテストできてたくさんのトップライダーの走りも見ることができて、良い刺激になりました。ここにいることが当たり前というような状況にいずれならないといけないので、与えられるチャンスの中で成長し、頑張りたいと思います。」