3月25日に三重県鈴鹿サーキットで、車両メーカー、およびタイヤメーカー主催のテストが行われた。このテストにMuSASHi RT HARC-PRO.から、JSB1000クラスの水野 涼、ST1000クラスの名越哲平の二人が参加した。前週に栃木県ツインリンクもてぎで、名越はシェイクダウン走行をこなしていたが、水野は車両の準備の関係から、この鈴鹿テストが新型マシンCBR1000RR-Rでの初走行となった。

気温は20度を超えたが、風が冷たく、体感温度は実際の気温よりはるかに低い。路面温度もその関係から、30度を超えるレベルだった。

この日、水野は2’7.700で8番手、名越は2’9.960で12番手だった。

 

水野 涼

「去年の最終戦以来、今日初めて1000に乗りました。マシンはCBR1000RR-Rのキット車ということでノーマルの車体なのですが、バイクのポテンシャルはすごく高いと思います。今日はシェイクダウンと言うことで、イチからすべて作っていかないといけないため、とにかくベースセットを作ることに専念しました。いつも走っているペースも位置も違うので、タイムを出したくなる気持ちにはなりますが、それよりもレースで勝つためにまずはベースセットを出すことが今やるべきことと理解し、今日はそれに専念しました。順位的に上ではないけど、午前中2時間、午後2時間の合計4時間をフルに使って前進はできたと思います。明日に向けても、今日の最後に時間がなくて試すことができなかったセットもあるし、一日終えてみて明日への課題も見え、ワールドスーパーバイクからのフィードバックデータもあって、それも試してみたいので、そうした要素を入れてセットアップを進めていけばもっと良くなると言うことは今日のデータで明確になりました。もちろん、それらのデータを試していけばタイムアップに繋がると思うので、そこに関してはポジティブです。とは言え戦う場はJSB1000で、ライバルたちが今日のテストの中で良いタイムを出しているので、その差は気にしないといけない部分ではあります。それはもちろんしっかり自分の中で把握しつつ、でも焦って転んで、せっかく仕上げたバイクの部品を壊してしまうと逆戻りしてしまうので、明日も今日と同じように地道に着実に焦らず、前に進めるよう積み重ねます。」

名越哲平

「もてぎはシェイクダウンで、今回から本格的テストになりました。タイヤもレースで使うようであろうスペックのものが試せて、走行の入りは慎重に入って、新型車両で初めて走る鈴鹿なので、一つ一つ問題を確認しつつ、今やるべきことをしっかりこなし、最後の方で新品タイヤでアタックもできて、流れとしては順調でした。タイム的にはまだ伸び代はたくさんあると思うし、ダンロップタイヤの乗り方だったり、新しい1000ccへの順応もまだまだで、その部分もさらに成長できると思います。今日のテストは速いライダーしか走っていないので、すごくそこも勉強になるし、その中で、自分と育寛と涼と、それぞれが違うものを試しながら走行して、お互いに良いところ悪いところを共有して、という作業を進めたところ、方向性はだいぶ見えてきたので、それを明日、さらに進めます。さらに、今日試すことができなかったセットもあるので、それもトライしてさらにマシンのセットアップを進めたいと思います。開幕戦がいつになるのかまだ分かりませんが、思った以上にセットアップを進めることができているので、開幕戦から勝負できる状態に持って行けそうな手応えを感じています。すごい充実したテストになりました。明日も頑張ります。」