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全日本ロードレース選手権

RACE REPORT

Round 03

ツインリンクもてぎ(栃木県)

  • 開催日05月28日() - 29日()
  • コース全長4.801Km

5月27日から29日に栃木県ツインリンクもてぎで、全日本第3戦が開催された。ここまでの2レースは、第1戦がJSB1000以外のクラスのみ、第2戦がJSB1000クラスのみが行われたことから、第3戦で全クラスが同時初開催となった。MuSASHi RTハルク・プロからは、JSB1000クラスに高橋 巧、J-GP2クラスに水野 涼、J-GP3クラスに栗原佳祐、そしてST600クラスには、開幕戦での優勝がチームに認められ、Jr.チームからMuSASHi RTハルク・プロ本体に昇格となった名越哲平が参戦することになった。 梅雨も近い5月下旬ということから天気が心配され、実際にART合同テスト日である金曜は午前中に雨が降ってしまい、J-GP3クラスは午後もウエットでの走行となってしまった。他のクラスは午後にドライコンディションで走行できたが、J-GP3クラスはウエット走行だけして、翌日の予選に臨まなければならなくなってしまった。
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予選
05月28日(土)
  • JSB1000 高橋 巧 12
  • JGP-2 水野 涼 5
  • ST600 名越 哲平 11
  • JGP-3 栗原 佳祐 2

金曜はあいにくの天候となってしまったが、予選日の土曜は晴れ。この日最初の予選となったJ-GP3クラスでは、栗原が2分2秒台でスタートし、徐々にペースアップ。一度ピットインしてセッティングを変更し、さらにタイムを上げ、セッション終盤に2分1秒629とウイーク中の自己ベストを出して予選2番手となった。 J-GP2の水野はコンスタントに1分54秒台でラップ。2回ほど53秒台へ入れ、最後の1分53秒781がベストタイムとなり、予選5番手となった。 JSB1000クラスは今回、トップ6サバイバル方式が採用され、Q1で上位10位までに入らないと続くQ2、Q3セッションへ進出することができない。新たなマシン面での試みにトライする高橋とチームは事前テスト、ART合同テストとマシンを仕上げるために走行を続けるが、なかなか高橋の持つコースレコードに近付くことができない。Q1を走行した高橋は、1分51秒200のタイムで12番手となり、続くセッションへの進出は叶わなかった。 ST600クラスの名越は徐々にペースを上げていったが、タイムアタックに入る周に転倒。予選11番手となった。マシンは大破してしまったが、深夜までチームスタッフは修復作業を行い、翌日の決勝に備えた。
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決勝
05月29日(日)
  • JSB1000 高橋 巧 6
  • JGP-2 水野 涼 11
  • ST600 名越 哲平 5
  • JGP-3 栗原 佳祐 2

決勝日もドライコンディションで行うことができた。朝のウォームアップ走行時は比較的涼しさを感じさせる気候だったが、時間の経過とともに気温が上昇。その対応にチーム、ライダーともに苦労させることになった。 最初のレースはJ-GP3クラス。栗原はまずまずのスタートを見せ、トップを追いかけて単独の2位走行に序盤入ったが、後続に差を詰められ、複数台での2位争いとなってしまった。それでも予選で2分1秒台を出した余裕があることから、常にこの集団をコントロールし、先頭でゴール。2位表彰台を獲得した。
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TEAM COMMENT

本田重樹総監督
「J-GP3は前回筑波の優勝で一気に弾みを付けられるかと思いましたが、今回の栗原は昨年の栗原に戻ってしまいました。全体のタイムが低かったので2位という結果でしたが、とても残念な結果です。トップにあれだけ離されたのでは弁明の余地がありません。次回SUGOまでに立て直しです。ST600は土曜日の予選でマシンが大破し、ほとんどの部品が交換されて臨んだ決勝となりました。そんな中、名越は頑張り最後まで諦めない走りが5位という結果を得たのだと思います。J-GP2の水野は成長しています、速さもありますがやはり転倒が多いのが気になります。更にテストを重ね、マシンのセッティングも併せて頑張ります。JSB1000は中々進まないマシンセッティングに巧の結果が伴わないレースが続いていますが、巧のモチベーションは衰える事無くあります。事後テストにて更に進む事を期待します。」
堀尾勇治チーフメカニック
「J-GP3クラスの栗原は筑波で勝って、良い流れで行きたいところだったのですが、以前の佳祐に戻ってしまった感じでした。昨年の日本GPに出場し、慣れないタイヤ、慣れないマシンながら様々なアプローチをし、成長できたはずなのですが、それがまったく活かせなかったのは残念です。自分でもっともっとスピードを上げられるよう、トライしていってほしいと思います。J-GP2の水野はテストから良い流れで来ていたのですが、決勝では急激に上がった気温に翻弄される結果となってしまいました。能力はあるので、もうワンランク上の走りができるよう、さらなる努力を続けてほしいと思います。ST600の名越は前回のレースで運も味方して勝つことができたので、今回は真価が問われる戦いとなりました。予選で転倒してしまいましたが不幸中の幸いはケガをしなかったことで、かなりの高速コーナーでの転倒だったので、その点はチームとしても良かったと感じています。そんな手負いの状況ながら、5位としっかり結果を残せたのは評価できます。さらに強くなってほしいライダーです。JSB1000の高橋は、苦しいレースを強いられてしまっています。彼自身の速さは、ここのコースレコードを持っていたことを見ても明らかで、それを発揮させられず、申し訳なく思っています。このままもてぎに残ってテストを行いますし、鈴鹿でもさらにテストができるので、早く彼の本来の走りができるマシンに仕上げたいと思います。」
高橋 巧
「マシンの状態が今ひとつ掴みきれず、事前テストで転んでしまいました。その後に鈴鹿でテストを行い、だいぶマシンのフィーリングが掴めるようなセッティングが見付かり、今回のレースウイークに入っても同じ流れで進めることができました。まだまだタイム的には昨年のレベルに達していませんが、今年のアプローチがきっとそれを超えるポテンシャルがあるはずなので、さらにテストも続きますから、その中でしっかりいいマシンに仕上げていきたいと思います。かなりデータも取れましたし、次へのステップのために貴重なレースになったと感じています。」
水野 涼
「悔しい、の一言です。決勝は全体的にペースが遅いので早めに目に出てレースを引っ張ろうとしたら、思ったより早めにトップに出ることができたので、無理せずラップしようと考えていたところでいきなり転んでしまいました。気温が急に上がって難しいコンディションだったのは理解していましたし、それほど無理なペースアップもしていなかったので、悔しくて仕方ないです。このクラス1年目ということで、コンディションの変化への対応という経験不足が出てしまったのかもしれません。でも早く勝ちたいです。」
名越哲平
「正直、前回のレースで優勝し、今回はプレッシャーを感じながらのレースウイークでした。事前テストも走るたびにタイムを上げることができたのですが、レースウイークに入ってからは自分の思うように流れが作れず、転倒もしてしまってチームに迷惑をかけてしまいました。夜遅くまでマシンを修復してくれて、決勝グリッドに何事もなかったかのようにマシンを並べてくれたチームの皆さんに自分ができることは結果を出すことだけだと、決勝は置かれた状況の中でベストを尽くすことだけ考えました。勝ちたかったですが、いろいろな状況を考え、とにかく完走して結果を残そうとチャレンジしましたので、5位というリザルトは悪くないと思います。次は優勝できるよう、良い流れをテストから作っていきたいと思います。」
栗原佳祐
「事前テストはうまく走ることができず、解決策も見付からないような状態でした。レースウイークまでに対策をメカニックの工藤さんが考えてくれて、金曜は雨になってしまいましたが、いいフィーリングで走ることができ、そこから徐々に良いリズムになっていきました。マシンは決勝ですごくよく走ってくれていたので、もっと良い結果が出せたと思いますが、自分自身がポイントのことなどを考えてしまい、守りのレースをしてしまったのが、トップとの大きな差になってしまったと感じています。もう一度気を引き締めて、最後まで攻めきるレースをしたいと思います。」
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