武蔵精密工業は「MuSASHi-RT HARC-PRO」のメインスポンサー企業です。
全日本ロードレース選手権

RACE REPORT

Round 05

スポーツランドSUGO(宮城県)

  • 開催日06月25日() - 26日()
  • コース全長3.737Km

6月25・26日に、宮城県スポーツランドSUGOで全日本第5戦が開催された。本来であれば第4戦が6月11・12日に大分県オートポリスで開催されるはずだったが、地震の影響から中止となり、第3戦後、約1ヶ月のインターバルを挟んで第5戦が行われることになった。 今回のレースにMuSASHi RTハルク・プロから、JSB1000クラスの高橋 巧、J-GP2クラスの水野 涼、J-GP3クラスの栗原佳祐、ST600クラスに名越哲平らがそれぞれ参戦した。今回のJSB1000クラスは120マイル(52周)とロングディスタンス。ピット作業もあることから、チームはそのための機材も持ち込んでのサーキット入りとなった。 梅雨のこの時期に例年開催されるSUGO大会。今回も1週間前に行われた事前テストはウエットコンディションの時間が多く、ドライでのテストはあまり行うことができなかった。しかしレースウイークに本格的な雨は降らず、金曜日のART合同テスト1本目はウエットだったが、午後からそれ以降はほぼドライコンディションでスケジュールを消化することができた。
予選
06月25日(土)
  • JSB1000 高橋 巧 5
  • JGP-2 水野 涼 5
  • ST600 名越 哲平 8
  • JGP-3 栗原 佳祐 1

早朝まで雨が降ったことから、最初の予選となったJ-GP3クラスは、路面が乾いていく微妙なコンディションの中での走行となった。全体的なペースは1分44秒台でスタートしたが、コンディションが良くなっていくにつれてタイムアップ。そんな中、栗原はいち早く1分39秒台へ入れるとペースアップして38秒台をマーク。さらにタイムを詰め、1分36秒879でポールポジション獲得となった。 続くJ-GP2は完全なドライでスタート。水野は6周目に1分31秒台へ入れ、さらにペースアップをねらうが、ベストは1分31秒142。この結果、予選5番手となった。 JSB1000クラスの高橋は今年取り組んでいる新たなパーツの組み合わせによるマシン造りを行いながらタイムアタック。1分28秒547のタイムで5番手に付けた。 ST600クラスの名越は2周目に1分33秒103とタイムを上げ、さらに短縮させようとアタックしたが、1分33秒026がベスト。それでも自己ベスト付近で安定してラップし、高いアベレージタイムが維持できることが確認できた。スターティンググリッドは8番手。
02_2 01s 01_3
決勝
06月26日(日)
  • JSB1000 高橋 巧 6
  • JGP-2 水野 涼 4
  • ST600 名越 哲平 6
  • JGP-3 栗原 佳祐 1

朝のウォームアップ走行で、J-GP3クラスの栗原は一人だけ1分35秒台へ入れ、2位にコンマ5秒ほどの差を付けてみせる。決勝は栗原と、前回のレースで優勝した徳留真紀選手との一騎打ちとなった。抜きつ抜かれつの展開となったラストラップで赤旗が出され、終始前でコントロールラインを通過していた栗原が優勝となった。 J-GP2クラスの水野はスタートで遅れ、ペース自体はトップグループと遜色ないレベルだったが追い上げの展開となり、4位まで上がったところでチェッカーとなった。 JSB1000クラスの高橋はまずまずのスタートを切り、最初のスティントを長めに取った。このため、一時は2位まで上がることができ、最終的には6位でゴールした。 ST600クラスの名越は8周目にウイーク自己ベストとなる1分32秒680をマークする走りを見せ、6位でゴールとなった。
podi01_3 podi01 pitwork01 race03 race02_3 race01

TEAM COMMENT

本田重樹総監督
「J-GP3クラスの栗原佳祐は、前回のレースで悔しい思いをし、それをバネにいろいろとトライ。それが予選でのポールポジションにつながりました。決勝も優勝し、欲を言えばもう少しタイムがほしかったですが、前回のこともあるので、よしとしたいと思います。この夏のインターバルに練習を積んで、後半戦は独走でチャンピオンが獲得できるよう頑張ってほしいですね。J-GP2の水野 涼は、スタートの失敗がすべてでした。レースウイーク中、テストからやってきたディメンション変更が今ひとつうまくマッチングせず、決勝朝のウォームアップ走行で大きく変更。これに水野はうまく対応し、ペース自体は良かっただけに、スタートのつまずきは残念でした。課題は明確なので、しっかりと修正して後半戦に臨んでいければと思います。ST600クラスの名越は去年から比べると格段のステップアップが図れています。常にトップ10以内に入っていますし、ランキングも2位に付けることができているのがその何よりの証拠です。これからの名越にほしいのは一発の速さ。アベレージは既に高いレベルにあるので、それが得られれば、さらに上をねらえるようになるはずです。夏のインターバルで練習を重ね、自分の持ちタイムを上げられるようにしていってほしいと思います。JSB1000クラスの高橋 巧は、得意なこのスポーツランドSUGOのコースで、ベストからほど遠い走りとなってしまいました。ハードに問題があるのは分かっており、そんな状況の中でも巧は精一杯のトライをしました。悔しさでいっぱいのレースとなってしまいましたが、この気持ちをバネに、鈴鹿8耐、そして後半戦と巻き返していきたいと思います。」
堀尾勇治チーフメカニック
「J-GP3の栗原佳祐は前回のレースで不甲斐ないレースをしてしまい、それを払拭しようと昨年のデータを見たり今年のデータを検証したり、新たなトライをしていました。タイム的にもう少しほしかったですが、今回は優勝できたので良かったと思います。ST600の名越哲平は開幕戦で勝ちましたが、今回のSUGOでは少しテストから苦戦してしまいました。アベレージは高いレベルにあるし、あとは一発タイム。練習して自信を持ち、そこを身に付けていってほしいと思います。J-GP2の水野 涼は、事前テスト、決勝と新たなことに取り組んでいたのですが今ひとつ良いフィーリングが得られず、決勝朝に大きく変更したところ、やっと良いフィーリングが得られるようになりました。決勝のペース自体もトップグループと遜色ないものでしたが、いかんせん、スタートが悪すぎました。排気量が上がるとなかなか簡単に前のマシンを抜くことはできないので、もう少しそこは対策しないといけないと思います。JSB1000の高橋 巧は、いろいろ新しいことにトライしていることが、ある部分は良くなり、またある部分は足を引っ張ってしまい、なかなか形にすることができずにいます。SUGOを得意とする巧なら、1分27秒台でラップすることは可能なはずで、それをさせてあげられず、申し訳ない気持ちでいっぱいです。とにかくこの努力が報われるよう、作業を続けていくしかありません。」
高橋 巧
「チームもいろいろとトライしてくれているので、それに応えようとできることはしているのですが、なかなかタイムと結果に反映されず、苦しい戦いが続いてしまっています。ですがきっとこれが形になれば大きくレベルアップ出来ると信じているので、トライを続けます。」
水野 涼
「スタートがすべてでした。レース中のペースも悪くなかったし、そこは本当に残念です。もてぎで自分のレースへの取り組み方の問題点を感じ、やり方を変えたのですがまだまだ足りなかったようです。とにかくスタートという課題をクリアしなければならないので練習します。」
栗原佳祐
「事前テストはうまくいかず、いろいろメカさんと考えてレースウイーク入りしました。それが少しずつうまくいき、決勝朝のウォームアップ走行では1分35秒台へタイムを入れることができ、2位との差もコンマ5秒ほど付けられたので、自信になりました。決勝は徳留さんと一騎打ちになりましたが、その中で自分の速いところ、少し厳しいところは確認できていたので、最終ラップでも前でゴールというイメージはできていました。ただレース中、なんとなく赤旗で終わる予感がしていたので、とにかくコントロールラインでは前でいるように心がけました。それが結果につながり、良かったです。」
名越哲平
「成長はできているのかなって思いますが、なにしろ開幕戦で優勝し、その喜びを知ってしまったので、入賞するレベルでは納得できない自分がいます。とはいえ、トップグループとの差は歴然としているので、なんとか練習をしてその差を詰めたいと思います。」
PAGETOP