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全日本ロードレース選手権

RACE REPORT

Round 06

ツインリンクもてぎ(栃木)

  • 開催日08月20日() - 21日()
  • コース全長4.801Km

全日本第6戦ツインリンクもてぎ2&4大会が、8月20日・21日に栃木県ツインリンクもてぎで行われた。二輪と同時に四輪のレースも行われるため、開催クラスはJ-GP2クラスのみ。このレースにMuSASHi RTハルク・プロから水野 涼が参戦した。 昨年のJ-GP3チャンピオン水野はこのクラス参戦1年目ながら、レースではトップ走行など瞬間的速さを披露。しかしここまでの最上位は前回の4位。そろそろ結果が欲しいところだ。速さが結果に結びつかない理由の一つに、小排気量クラスで発揮してきたライディングスタイルが、600ccという大排気量クラスにつながるカテゴリーでフィットしにくい部分が出ていているという点がある。水野自身がライディングスタイルのモディファイをし、またチームサイドはその走りのマシンをアジャストする作業を重ねながら、今回のレースウイーク入りとなった。
予選
08月20日(土)
天候:晴れ路面状況:ドライ
  • JGP-2 水野 涼 4

事前の天気予報で雨が降るようなことは伝えられていなかったが、レースウイーク直前になって台風が日本近郊に発生。この影響がどの程度出てくるのか懸念される中で、金曜日のART合同走行がスタートした。結果的にこの日は真夏日で雨の影響はまったく受けず、水野は順調に走行を重ね、1分54秒721のタイムで5番手に付けた。 しかし翌土曜日は早朝から激しい雨が降り出してしまい、台風の影響によって栃木県地方には朝から雷注意報が出させるような荒れ模様になってしまった。そのために午前中のスケジュールはすべて、ヘビーレインの中で行われた。J-GP2クラスの予選は午後1時5分から35分間。ところが、正午を過ぎたあたりに雨が止むと太陽が顔を出し、台風の影響から風も吹いていることから、路面は瞬く間に乾きだしていき、午後1時にはほとんど乾いてしまった。このため、予選は全車スリックタイヤでタイムアタックすることができた。 水野は路面コンディションなどを確認しながらタイムアップ。終盤には連続して1分54秒台でラップし、14周目に1分54秒615をマーク。決勝は4番グリッドからスタートすることとなった。
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決勝
08月21日(日)
天候:晴れ路面状況:ドライ
  • JGP-2 水野 涼 2

決勝日は台風が抜けたことから綺麗に晴れ上がり、朝8時の時点で気温27度、路面温度35度とまずまずのコンディションとなった。朝のウォームアップセッションで水野は4番手。決勝へ向けて準備を着々と進めていった。 決勝は気温33度、路面温度49.6度という真夏日の中でスタートとなった。スタートに課題を持つ水野はこれまでの練習でそこを克服しようとトライしてきているのだが、今回も大きくフロントタイヤを持ち上げてしまって出遅れ、1周目を7位でクリアする。しかし決勝までの各セッションで刻んできたタイムに自信を持つ水野はタイムを上げると前車を次々とパスし、2周目クリア時点には3位まで上がり、さらに4周目にはトップに立つ。ここで後続を引き離したいところだったが、今回のレースは22周とロングディスタンスの設定とされていることから、タイヤマネージメントが重要になる。トップ争いに加わっているライダーは全車、水野と同じタイヤメーカーであることから、そのあたりの条件は同じ。お互いの状況を見ながら、ジリジリとしたトップ争いが展開されることとなった。ベテランライダー二人と水野の三人でのトップ争いの集団の中で、水野はチャンスがあれば前に出たりするが、完全に抜け出すまでには至らない。ラストラップを迎えた時点での水野の順位は3位。コース終盤の90度コーナーで2位のマシンをイン側からパスし、さらに最終コーナーでスピードを乗せトップを追走したが、0.48秒差で2位。それでも水野にとって嬉しい、このクラス初表彰台獲得となった。
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TEAM COMMENT

本田重樹総監督
鈴鹿8耐明けのレースがJ-GP2クラスのみの2&4ということで、チームは総力を挙げて水野 涼のサポートに集中しました。水野は今季、参戦クラスをスイッチしてから転倒などの失敗が続き、なかなか結果に繋げられていなかったので、その流れをぜひ変えたいとレースウイーク入りしました。結果的に今回は金曜から日曜まで転倒せず、すべてのセッションで課題をクリア。決勝に向かってかなり良い雰囲気にマシンを仕上げることができました。レースはトップ争いをしていましたが、残念ながらマシンにマイナートラブルが発生してしまったこともあり、勝つことはできませんでした。でもそうした状況の中でも水野は最大限の頑張りを見せ、ベテランライダーたちに対して一歩も引くことなくレースを終え、J-GP2クラス初表彰台となる2位獲得を果たしました。今回のレースは水野にとってとても良い経験になったと思います。我々も水野のポテンシャルをうまく引き出せれば、これくらいのレースはできるということが証明でき、今後に自信を持つことができる戦いになりました。次回岡山までにさらにマシンを仕上げ、表彰台の真ん中に上れるように全力でサポートしていきます。今回もたくさんの応援をいただき、ありがとうございました。
本田光太郎メカニック
転倒が続き、ちょっと厳しい状況になっていました。それはライディングスタイルの変更が求められているということであり、そのあたりに対して今回のレースウイークもどうアプローチしていくのかというのが、水野にとって大きな課題となりました。ですが乗り方の部分で新しいチャレンジをしっかりとしてくれて、それが徐々に形になっているということを感じます。レース自体は水野が元々アベレージ自体が高いところにあるということで勝負できるかと思いましたが、ベテラン二人がそれを許してくれませんでしたね。でもその厳しい状況の中で、勝つことはできませんでしたが、最後に勝負して2位に上がり、このクラスの初表彰台を獲得できたことは本人にとって大きな自信になったと思います。この方向でさらに仕上げていけば、水野の将来にとっても有意義なものになるはずです。次こそは勝てるよう、さらにしっかりと準備していきたいと思います。
水野 涼
序盤トップに立ち、そのまま逃げ切りたかったのですが、自分のライディングスキルが足りませんでした。多少はマシン面の問題もあったはあったのですが、それ以上に今日のレースでは自分のスキル不足を感じました。勝ちが見えるレースだっただけに、ベテラン二人にやられてしまった印象が強くて、本当に悔しいです。でもこのクラスで最後までトップ争いに加わり、そこでレースができたのは良い経験になりました。先輩ライダーは手強い人たちばかりですが、ぜひ岡山は勝ちたいと思います。
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