全日本ロードレース選手権All Japan Road Race Championship

RACE REPORT

Round02

4/24Sat -4/25Sun

鈴鹿サーキット(三重県)

コース全長5.821kmKm

2021年4月25日 JSB1000 第2戦 両レース8番手からスタート 第2レースでは6位クラス初入賞を果たす!

4月24日・25日に三重県鈴鹿サーキットにて、全日本ロードレース選手権シリーズ第2戦「NGK SPARK PLUGS SUZUKA 2&4 RACE」が開催され、このレースにMuSASHi RT HARC-PRO. Hondaから名越哲平が参戦した。

幸いなことにチームは開幕戦後に鈴鹿サーキットでテストを実施できたため、JSBマシンでの走行経験をより多く積みたい名越にとって貴重な走行時間となった。

今回のレースウイークは木曜日に特別スポーツ走行が組まれ、通常より一日早くスタートした。開幕戦同様、今回も1大会中に2レースが行われる。しかもレース1は、鈴鹿8耐出場権を掛けたトライアウト対象とされており、それをねらったスポット参戦組がエントリー。合計67台と膨れ上がった。そのため、金曜日の走行から土曜午前中の予選まで2組に分かれてセッションは進められた。

名越はA Gr.となった。この日の2本目で名越は2'08.087のタイムでA Gr.トップ。気温22度、路面温度44度と好コンディションの中、まずまずの走り出しとなった。

2&4レースはスーパーフォーミュラと併催で、4輪と2輪とタイヤの特性の違いから4輪のフォーミュラーカー走行後はグリップが悪くなる。この日はJSBのセッション終了後にス―パーフォーミュラの走行が行われたため、その影響を受けずにセッションを終えることとなった。

翌金曜日も午前中1本、午後1本のフリー走行が行われた。この日はまずスーパーフォーミュラライツの走行が朝8時から2時間行われ、それからJSB1000A Gr.のフリー走行となる。気温19度と前日と大差はないが風が強く、その影響から路面温度は34度と前日ほど上がらない。名越は1本目を2'08.867のタイムでA Gr.3番手となった。午後は2'07.625A Gr.トップで金曜日のセッションを終えた。

4/24 Sat 予選 天候:曇り 路面状況:ドライ

JSB1000

名越哲平

Race18 Race28

レース1、レース2ともに8番手でのスタート

土曜日は午前中に30分間の予選が行われ、午後2時5分から14周でのレース1となる。名越は2'10秒台からスタートし3周目に2'08.709をマークしてピットイン。再びコースインし、翌周に2'07.918を記録して再びピットイン。その後、4ラップ続けて7秒台をマーク。結局、9周目にマークした2'07.474がベスト、セカンドベストはその1周手前で出した2'07.599。この結果、レース1、レース2ともに8番グリッドからスタートすることになった。
4/25 Sun 決勝 天候:晴れ 路面状況:ドライ

JSB1000

名越哲平

Race1DNF Race26

路面温度が上がらず苦しいレースの中、初入賞を果たす

午後のレース1がスタート。名越はオープニングラップを10位でメインスタンド前に戻り、2周目に9位へ浮上。3周目に入ったところで複数台での転倒が発生したことからセーフティカーが導入される。8周目に入った所でリスタート。シケイン立ち上がりから全力加速に入る全車。名越もそれに後れまいと加速した直後に転倒。そのままリタイヤとなってしまった。幸いなことにライダーにケガはなく、マシンはピットに戻されるとすぐスタッフの手によって修復作業が始められた。

日曜日も朝から晴れ上がり風もなく、朝8時からのウォームアップ走行は気温17度ながら暖かさを感じる中でスタートした。修復されたマシンの確認を行った名越だったがマイナートラブルがあり、すぐにピットに戻る。その後、走行を再開。決勝へ向けたセットアップを進めていく。

ウォームアップ走行後に風が吹き始め、最終コーナーから1コーナーに向けて風が吹いてきた。気温は17.7度、路面温度は25度とやはり上がらない。そんなコンディションの下で16周によるレース2の決勝がスタートした。名越は前日のこともあり、序盤は慎重にラップを重ね9位を走行する。3周目に8位、7周目7位と順位を上げ、9周目には6位にアップ。終盤には加賀山就臣選手(スズキ)に背後からプッシュされるがこれを抑え6位でチェッカー。クラス初入賞を果たした。

Team Comment

本田光太郎チームディレクター

前回の開幕戦茂木では少し厳しい内容のレース結果になりましたが、幸いなことに鈴鹿24のレースウイークに入る前に事前テストを行う機会が得られたため、そこで現状のマシンの問題点とライダー側に足りないところを改めて精査しながら少しずつセットアップを進めました。足りない所はもちろんまだまだあるのですが、その一方で少しずつ前進している面もあります。レースウイーク中もトップ陣とのギャップは相変わらず多いものの、その中で少しずつタイムを上げることができていたので、レース1に関しては経験のため最後までしっかりと戦いたかったのですがセーフティカー導入に伴って足下をすくわれる結果になってしまいました。JSBクラスになるとタイヤのウォームアップ、暖め方というのが非常に重要でそのあたりに関してはチームとして今まで何度も苦い経験もしていますしそれをライダーにも伝えていたつもりではあったのですが、なかなかあのようにレースのリスタートとなって周りが行ってしまうとライダー心理として同じように行ってしまうのは当然とも言えます。結果として起きてしまったことなので仕方ないのですが、今後のレース、例えば鈴鹿8耐などでも同じ状況というのは当然あるでしょうし、今回の教訓をきちんと次のレースに活かしていってもらいたいと思います。レース2に関しては、レース1できちんとレースラップを走り切れなかったので、予選までの状況と決勝日朝のウォームアップ走行の中で足りない部分を現状での問題点をセッティングに大きく反映させ、その結果、予選よりは多少良いフィーリングで走ることができました。苦しいながらも最終的に6位入賞を果たせたということで、もちろんその位置は我々の求めている場所ではありませんがこの状況の中では悪くない結果だったのではと思っています。今回の6位を我々の現状でのポジションとして確立していければその次の5位、4位、そして表彰台というところを狙っていくこともできると思います。次のSUGOに向けてもさらなる準備を進め、下がることなく一歩一歩着実に上のポジション目指していきたいと思っています。

なお、今回リタイヤとなったレース1の結果が鈴鹿8耐のトライアウト対象レースになっており、残念ながら我々はトライアウトを通過することはできませんでした。現状では鈴鹿8耐本戦の出場権を得られていない状況です。現状のトライアウト規則は過去の実績でのシード権が認められず、全参加チームに平等に与えられるものとのことで、我々が正規の手続きを経ずに優遇されるわけにはいきません。今回の結果を真摯に受け止め、ルールを遵守しトライアウト対象レースである鈴鹿サンデーロードレースに出場させていただきます。(516日開催)そこできちんと結果を出し、鈴鹿8耐参戦権を獲得できるようチームとして準備を進めます。引き続き応援いただけますよう、よろしくお願いいたします。

名越哲平選手

JSB1000のマシンに対して自分の経験値が足りないことから、コンディションの変化に対してライディングで対応することが難しい状況です。そのためチームにお願いして、コンディションへの対応をマシンサイドで図ってもらっているのですが、このレースウイーク中、気温自体はそれほど変化がないのですが、風が強かったり路面温度が数値以上に上がらなかったりしてとても苦労してしまいました。レース1はセーフティカー退出後の1周目が大事だと集中していたのですが、周りのペースアップに自分も行かないといけないと思った結果、無理してしまったようです。レース2はとにかくコンスタントに走り切ることだけ集中しました。自己最上位の6位入賞を果たせて、まずはホッとしています。ここがまずはスタート地点で、さらに上を目指すため、今回の経験をしっかり活かせるように準備していきます。